レオ様にっき ~埼玉西武ライオンズファンブログ~


ライオンズファンのライオンズファンによるライオンズファンのためのブログです。

2016春季キャンプ


CATCH the FLAG 2018
栄光をつかみ獲れ!

内野手に故障者が続出しているライオンズ

先日まで宮崎で行われていた「球春みやざきベースボールゲームズ」では4戦全敗という結果になりました。原因は得点が4試合で僅かに6得点という得点力不足です。
ただしライオンズは打線に主力が入っていませんので、得点力不足になることは致し方なく思っています。よって敗戦という結果はある意味当然というべきでしょうか。
ただ問題に思うのはレギュラーでない選手のアピールがなかなか無く、田邊徳雄監督も頭が痛いでしょう。主力選手が合流する3月までに1軍の居場所を確保しなければならない選手たちにとってはチャンスは残り少ないです。ここでアピールしないとB班(ファーム行き)になってしまいます。

さてここに来て内野手中心に怪我人が出てきています。現段階で判明している限りで

水口大地選手 左の人差し指への死球
金子侑司選手 腰痛
永江恭平選手 体調不良


これだけの選手がゲームに出場できなくなっています。先日の対外試合では捕手である岡田雅利選手がファーストを守ったほどで、現状ゲーム出場可能な内野手が不足していることは明らかです。金子侑司選手の腰痛はどのくらいの程度なのか、非常に気になるところです。
ただセカンドのレギュラーでは浅村栄斗選手、ファーストにはエルネスト・メヒア選手が、また全試合では無いものの中村剛也選手もサードを守れるます。また永江恭平選手に関しては体調が回復すればゲーム出場は可能であると思います。ですので万が一このまま開幕を迎えても深刻な内野手不足にはならないでしょう。

このような状況の中で、日に日に存在感が高まっているのが新加入の木村昇吾選手です。実戦で毎試合、コンスタントにヒットが出ていますし、守りでもファーストからショート、サードをこなし、ちょうどけが人が多くなっている三遊間の選手達の穴を埋めてくれています。タイプとしては鬼崎裕司選手や渡辺直人選手に似ていますが、現状A班に入っていると言うことで、非常に良いアピールをしてくれています。今から思えば、けが人が出たこともあって「獲得して本当に良かった」と思います。
こういったチームが苦しい状況下でしっかりと結果を出してくれているあたりは、さすがはベテランというべきでしょう。きっとシーズンに入ってもチームが苦しい時、木村昇吾選手が助けてくれるはずです。場合よっては開幕戦のサードスタメンは木村昇吾選手かも知れません。

話は戻って今回の怪我人で水口大地選手が非常に残念に思います。死球のシーンを確認しましたが、セーフティーバントに行った際に投球が指に直撃しました。非常に嫌な形で当たっているように思います。
ここまで三振をしない打撃とボール球の見極めが素晴らしく、長打はないものの相手投手にとっては嫌な選手であるでしょう。ようやく1軍のチャンスを掴んだのですが、非常に残念です。とにかく早い復帰を期待します。
3月に入りいよいよA班は絞り込みの時期です。レギュラーでは無い選手たちはA班から落ちないよう、持ち味をしっかりと出して結果を出して欲しいと思います。



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佐藤勇投手の課題と思われること

2月28日のホークスとの練習試合で先発登板でした。奇しくも相手は和田毅投手で、ライオンズ先発の佐藤勇投手にとってはいいお手本になる投手になると思います。

一言でいえば、同じストレート136km/hでも手元で伸びて打者が詰まるのが和田毅投手、伸びが無くローボールでもレフトへ強烈なライナーを打ち返されてしまうのが佐藤勇投手と言うべきでしょうか。
1回裏、先頭の長谷川選手に対してはアウトコースの非常に良いコースに136km/hのストレートが決まったのでありますが、非常に鋭い当たりのレフトフライでした。対して1回表のライオンズ打線は和田毅投手の135km/hに対して振り遅れたり、詰まったごろになってしまう場面が多かったように感じます。もちろん両軍打線の状態の差もあると思います。特にホークスの長谷川選手は常時出場すれば打率3割が計算できる選手です。ただボールの伸びとストレートの質の面でまだまだ佐藤勇投手の課題はあると感じています。
制球面では1回裏の立ち上がり、2番川島選手から5球連続でボール球。炭谷銀仁朗捕手の構えよりもアウトコース寄りに外れている場面が見られました。1回裏2死からの松田選手との対戦の場面では非常に素晴らしい制球のボールも見えてきたと思います。

日本を代表する右の強打者の松田選手に対して、真ん中低めの140km/hのストレートから入り、チェンジアップだったでしょうか、変化球で空振り、その後2球は変化球が浮く場面が見られましたが、ウィニングショットとして同じ変化球で空振り三振と、この対戦は素晴らしかったと思います。ただボールが抜けて制球が乱れ、カウントが悪くなってしまう場面の方が印象強く、もっともっとレベルアップが必要でないかと思っています。

和田毅投手佐藤勇投手の大きな違いは、ボールをリリースする位置にあると思っています。和田毅投手のボールのリリースポイントはどんな時でもほぼ一定に見えます。また腕を打者に近いところで離しているのです。それに対して佐藤勇投手は良い時もあるものの打者から少し離れたところでリリースしている点と、リリースポイント自体も1球1球で微妙な狂いがあります。そのため抜けるボールがあり、炭谷銀仁朗捕手の構えとは違うところにボールが行ってしまうのでしょう。
幸いまだ実戦で大炎上というゲームはありませんが、これは相手打者もこの時期で本調子でないため、28日のゲームでもあったように完全なボール球を振ってもらえたというシーンが見られました。しかしこの状態のままシーズン開幕を迎えてしまえば、やはり厳しいのではないかと感じます。

佐藤勇投手が開幕1軍で先発ローテーションに入ることは現段階では厳しいと思っています。ですのでここからはフォーム矯正に取り組むべきではないかと思っています。幸いなところ十亀剣投手もB班に控えて、インフルエンザで出遅れてしまった牧田和久投手もこれから実戦ではありますが、開幕2カード目には間に合うでしょう。そうなれば佐藤勇投手は開幕時の先発ローテーションに入るのは少々厳しいとみています。ですのでここは土肥義弘コーチなどにフォーム矯正指導の行ってもらうことが良いのではないかと感じています。
これまで菊池雄星投手など、ピッチングフォームの解析や矯正には定評のあるコーチですので、いったん実戦から遠ざけることになるでしょうけれど、しっかりとしたピッチングフォーム、リリースポイントを手に入れたうえで、1軍を目指していっても遅くないと考えています。

もちろん全てが悪いというわけではなく、むしろフォームが安定した時のボールなど、楽しみな部分が多いと考えています。また左腕ということもあり、それだけでもアドバンテージになるはずです。ですので早ければ今シーズンの夏場にもフォーム矯正を行った上で1軍で活躍してくれれば良いと思っています。

さて懸念されているのがライトのレギュラー候補たちで、斉藤彰吾選手は怪我のため帰京したようです。打撃フォーム改良により、レギュラーに近いと思っていましたがここに来ての怪我は残念です。
木村文紀選手にしても変化球に全く対応ができず、坂田遼選手は打撃の調子は比較的良く、ヒットこそ出ていますが拙い走塁もあり、なかなか頭の痛いところです。
まだまだ主力組が出てきていませんのでゲームの勝敗は良いと思います。しかしここまで外野手のレギュラー候補がアピールできない状況は思いもしませんでした。こうなれば他の候補に刺激を与えるためにも大瀧愛斗選手を1軍に呼んだら良いのではないか、と感じています。




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ショートのレギュラーに一歩近づいた外崎修汰選手

ここまで複数の候補が出ていたショートのレギュラーですが、ここに来て外崎修汰選手が出てきています。ショートのレギュラー候補のライバルであった金子侑司選手が腰痛のため、実戦に出ていないようです。その影響もあると思いますが、外崎修汰選手自身も持ち味を出したプレーを見せてくれています。



27日には宮崎でバファローズと練習試合が行われたのですが、ここでもしっかりアピールしてくれました。2番ショートでスタメン出場しました。まずは初回、無視1塁で打席が回ってきましたが、ベンチの指示は送りバントで、外崎修汰選手はしっかりと決めて1死2塁という場面を作り出しました。シーズン中であれば初回の無死のランナーを簡単に送ることはしないのかもしれませんが、打席は外崎修汰選手ということでバントがしっかりできるのか、首脳陣からのテストという意味になるでしょうか。それをしっかりと決めてくれました。

またランナーとして出た5回表も、1塁からすかさずセカンドへ盗塁を決め、実質的には進塁打のような形を生み出します。1死1塁の場面で打席が回ってきて、セカンドゴロでランナーが入れ替わりのような形になってしまいましたが、狙いは悪くなかったと思います。しっかりと右方向へという意図が見えましたし、最低でも塁に残ればという考えなのでしょう。
橋上秀樹作戦コーチが話してくれた「無駄にならないアウト」、レギュラー以外の選手で実践できているのは今のところ外崎修汰選手のみでしょう。金子侑司選手の怪我と木村昇吾選手もファーストや代打で起用するように思えますので、外崎修汰選手が一歩リードといえるでしょうか。これまでは左投手登板時に多く起用されてきましたが、今後どうなるでしょうか。
もちろんまだ決定ではありませんが、外崎修汰選手の評価は首脳陣の中でも上がってきたと思います。守りに関しても難しい速い打球を体で止めて、ファーストでアウトにしたりと、非常に素晴らしいプレーを見せてくれています。2年目のシーズンの開幕スタメンへ1歩だけ前進でしょうか。

さて外の非レギュラーの選手たちはキャンプでの疲労もあるでしょう。なかなかアピールが見られません。特にライト候補の選手たち、駒月仁人選手、木村文紀選手、田代将太郎選手などなかなか結果が出ませんね。
春季キャンプでA班に抜擢され疲れも溜まって、スイングも鈍くなっています。特に速球に付いていけない場面がありました。しかし今アピールしなければなりませんので、なんとかチャンスをもらっている選手は結果を出して欲しいと思います。
森友哉選手が「2軍落ちか」と言われた直後にタイムリーヒットを放ってアピールしたように、これからの非レギュラー選手の挽回を期待したいと思います。
このままでは今シーズンも「ライオンズはレギュラーとリザーブの実力差が大きい」と言われてしまいます。とにかく非レギュラーの選手たちがもっともっと持ち味を出してくれなければ、それこそ森友哉選手をライトで起用しなければならなくなってしまいます。それどころか、B班で元気なドラフト4位ルーキー、18歳の大瀧愛斗選手をA班に呼んだほうが正直有意義なゲームができるかもしれません。
当然各々の選手たちはそれではいけないと思っているはずですので、とにかくしっかりとレギュラーを取ってやるという選手が出てきて欲しいと感じています。




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開幕投手に決定している菊池雄星投手の現状

開幕投手に決定している菊池雄星投手が、25日に行われたマリーンズ戦に先発登板し4イニングを投げて6失点と結果を出すことが出来ませんでした。炎上と言っていいレベルで、新聞紙上では「大丈夫か」というコメントも書かれていました。結果が結果ですので、そういった記事になることもうなずけます。

このゲームの内容を少し掘り下げて、現段階で菊池雄星投手の良い点と課題を整理してみたいと思います。

まず良かった点としては
1.2月下旬の時期としてはストレートの球速と球威が感じられた点
2.ストレートの制球力は完璧とは言えないものの、低めに投げようとする意志は感じられた
3.スライダーのキレは良く、有効球になっていた


課題とすれば
1.少々ストレートに偏り気味であった配球
2.カーブの制球力が悪く、ストレートと対となる緩急として機能しなかった
3.新聞記事になっていた新球と言われるチェンジアップも制球できていないこと
4.3イニング目に球威が落ちた事を考えるスタミナ不足ではないか


簡単に書き出すとこういったところになるでしょうか。
課題の中での「1.」は調整段階であるため、意図的な部分もあるでしょう。この時期のストレートの出来を確認することもあると思います。炭谷銀仁朗捕手の考えもあると思いますし、ここは問題と言えるかどうか微妙なところです。

課題の「2.」のカーブの制球に関して、高めに抜けるボールもあれば、打者の膝付近で曲がって低めのボールゾーンから曲がるボールも見られます。動画で見た限りでは、カーブを投げる際のリリースポイントがバラバラであるため制球が不安定なのではないかと感じます。またマリーンズの各打者がカーブを読んで見送っていたようにも感じますので、開幕までにフォーム固めが必要になってくると思います。
この段階でカーブを投げるときに相手打者に見切られているかは定かではありませんし、25日のゲームでの制球力では仮にフォームで読まれていなくとも厳しいのではないかと思います。

課題の「3.」に関してはまだまだ完成度は低く、今シーズンのうちに使えるボールになるかは不透明なところです。ただチェンジアップが使えるようになることでピッチングの幅が広がるのは確かだと思います。

課題の「4.」は解説でも話していたように、まだまだ実戦やブルペンでの投げ込みが足らない状況です。スタミナと書きましたが、体力という意味ではなく、投手としての「肩」のスタミナです。ですので走りこみやウェイトトレーニングではなく、投げ込みが必要になります。
ここは時期的な部分も大きく、今後開幕までに投げ込みを行っていけばスタミナもついてくると思います。ここに関しては現段階ではマイナス面と言うべきかも知れませんが、特に心配はいらないでしょう。



あくまでも現段階の話ではありますが、使っていける球種はストレートとスライダーで、ストレートの球速球威とスライダーのキレの2つで勝負に行っています。開幕までの大きなテーマとしては
・カーブを交えて緩急をつけられるか
・球速に頼らないピッチングができるか


の2点になると思います。
球速に関してはプロ入りから拘りを見せています。もちろん150km/hを超えるストレートを投げられるのは素晴らしい才能だと思いますし、大きな武器にするべきでしょう。しかしそれだけを追いかけてしまうとやはり勝てません。速いストレートを活かすようなボールを作るべきではないかと思い、緩急という意味ではカーブではないかと思いますし、半速球であるチェンジアップも有効でしょう。開幕戦までちょうど1ヶ月です。開幕戦で金子千尋投手に投げ勝つために開幕までに調整を進めて欲しいと思います。



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熾烈な争いになってきた外国人枠

実戦が進むにつれて非常に熾烈になってきた競争の1つに、外国人枠の存在があるでしょう。ご存知の通り1軍登録可能な外国人枠は4名までとなります。ただ今シーズンのライオンズには5名の外国人選手が在籍しており、誰か1名は1軍登録から外れなければならない状態にあります。今回は外国人選手の状況について整理してみたいと思います。

まず開幕1軍が当確と言えるのがエルネスト・メヒア選手で、今シーズンのキャンプイン時にはトレーニングの成果からか、昨年のようなウエイトオーバーの状態でありませんでした。昨シーズンの成績不振はこのキャンプイン時の体重も影響していたと思われます。実戦出場はまだですし、寒さが苦手な中南米出身の選手ですので、気温が上がるまでは本調子とはいかないはずです。しかしファーストのレギュラーと言っていい存在ありますので、極度の不振やケガがなければ開幕1軍は確実であると言うべきでしょう。万が一、メヒア選手に極度の不振やケガが発生した場合には、緊急で外国人野手の補強が必要になってくるはずです。過去のホセ・オーティズ選手やクリス・カーター選手のように。

となると実質的に3名の外国人枠を4投手で争う形になると思います。
この中で当確に一番近いのがC.C.リー投手ではなかろうかと考えています。田邊徳雄監督をはじめとする首脳陣たちも早くから勝ちパターンリリーバーの一角として考えていたようですし、先日の対外試合でも結果が出ました。今のところ落とすような点が見つからないというのが正直な感想です。
サイドハンドから力強いボールを投げ込んできますし、ブルペンでは制球の乱れが見られましたが実戦では改善が見られます。ウィニングショットである縦スライダーのキレがどこまで通用するかという問題はあるものの、非常に順調なようです。

残りの2枠がいまだ難しく、どの投手も当確とまでは言えない状況になります。ただアンディ・バンヘッケン投手は実戦で失点こそしてしまいましたが、前回も書いたように持ち味は出せており、まったく悪い内容でなかったと思います。アウトコースへの制球力がある点と縦方向のツーシーム・フォークのような球種を持っていることを考えると、もう少し調整は必要と感じますが現段階で計算のできる外国人投手になると思います。
またアンディ・バンヘッケン投手のアドバンテージとして大きいのが、左投手である点です。現在の先発ローテーション候補で左投手は菊池雄星投手のみであり、実力が仮に同じであれば左投手を選択したいところです。ですからアンディ・バンヘッケン投手が開幕1軍入りする可能性が高いのではないかと思っています。

残り1枠ということになりますが、郭俊麟投手エスメルリング・バスケス投手、ここの選択は難しいところです。ただ1つ言えるのはこの両投手は年間通じての活躍というよりは、調子と疲労度を考慮しての起用になると思われます。
郭俊麟投手はしっかりと登板間隔と疲労度を考慮すれば、先発投手として戦力になるでしょうし、バスケス投手のボールの速さは魅力的です。
もちろん球速がすべてでないにしろ、常に150km/hを超えるストレートを投げ込める投手はいません。C.C.リー投手とは違うタイプになりますが、6回や7回といった比較的浅いイニングのセットアッパーを任せることは可能であると思います。リリーバーという意味ではC.C.リー投手とも関連してくると思いますが、バスケス投手と郭俊麟投手で外国人枠を使い分けるような工夫をして欲しいところです。例えば郭俊麟投手の登板間隔を2週間に1回とするならば、その登板間隔の間にバスケス投手を1軍昇格させるとか、アンディ・バンヘッケン投手と交互に先発させるとか、うまく外国人枠を使う方法はあると思います。他球団ではこう言った工夫も見られますので、ライオンズも取り入れてはどうかと思っています。

いずれにしろ在籍の外国人選手は5名となり、極度の不振や機能しないということが発生すれば、緊急補強も視野に入ってくると思います。助っ人の力をうまく使わないことには優勝は難しいと思いますから、首脳陣のやりくりが重要になってくるでしょう。新外国人はやってみないと分からない部分が大きいのですが、今シーズンこそうまく機能することを祈っています。




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初の対外試合になったアンディ・バンヘッケン投手

24日に行われたイーグルスとの練習試合ではアンディ・バンヘッケン投手が対外試合に初登板しました。結果として3イニングを投げて被安打4、与四球3で2回表に3点を失い3失点というデビュー戦になってしまいました。マスコミ風に書けば「ほろ苦いデビュー」ではなかったでしょうか。
ただ1回表と3回表の2度併殺打を取って、まずまず持ち味が出ていたとは思います。特に右打者のアウトローへ落ちる変化球に一定の成果が見えたと思います。あとは全体的に制球が安定しており、大崩れはないタイプであることが分かりました。特に初回の銀次選手から奪った併殺打がいい例だとは思いますが、左打者のアウトコースへうまくフォークボールが制球できており、この部分の制球力は外国人投手にしてはかなり高いと感じます。ツーシーム系かフォークボール系で縦方向の変化球であったと思いますが、素晴らしいボールであったと感じます。
マウンドやボールへのアジャストなど、完全ではないと思いますし、まだまだ寒さや2月下旬という時期もありストレートの球威と球速が100%ではありませんでした。来日前の動画からすれば、春先になって来ればもっと球速と球威は上がってくると見ています。3イニングで3四球ですから制球面で心配があったと言われるかもしれませんが、変化球を活かせるような状態になれば問題ないと考えています。ですので初登板とすれば上出来という評価になるでしょう。

このゲームを通じて若干真ん中付近にボールが集まっていた印象も受け、速球派のリリーバーではないのでストレートの勝負に出ればこのゲームのように打たれてしまいます。この部分はバッテリーを組んだ森友哉捕手とももう少し話し合ったほうがいいと思いますし、フライ捕球ミスなど森友哉捕手側にも責任がある部分も多いと思います。何度も書いていますが「信頼できる捕手になるため」に森友哉捕手がレベルアップしなければならないでしょうし、人の2倍も3倍練習と配球面での学習をしなければならないと思います。前回も書きましたが、ポジションという意味で難しい判断になると思います。

目立ったのは2番手で登板した野上亮磨投手で、2イニングをパーフェクトに抑えて順調な仕上がりをアピールしました。新球で調整を進めているカットファストボールで三振を奪っていました。ただ本人としてはまだまだ納得できる出来ではないようです。
首脳陣は制球面で高評価を与えていました。おそらくストレート系の話でしょう。左打者へのインコースへもしっかり制球できていたように思えます。あとはカットファストボールがもう少し有効球になれば、コメント通り幅は広がるでしょう。

打線は1点も奪えず0-5の完敗というべき内容でしたが、イーグルスの投手陣の仕上がりも早いうえに若手野手にも少しだけ疲労の色が見えます。
外崎修汰選手は2安打を放ち盗塁を決めてしっかりとアピールしてくれました。ライオンズで貴重な右打ちの内野手ということで、開幕1軍1歩リードではないでしょうか。センター前へのヒットもあり、内容も良かったと思います。

このゲームでは投内のミスも出ましたし、上に書いた通り森友哉捕手の拙いプレーもありました。必ずしも良いゲームとは言えませんでした。打てない、打たれる、敗戦はこの時期仕方ないと思います。しかしミスが出てしまったり、拙いプレーが出てしまうことはいけません。気を引き締めて次のゲームに臨んでほしいと思います。




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幻に終わるかもしれない武隈祥太投手の先発起用

23日に予定されていたオリックス・バファローズとの練習試合は残念ながら雨で中止となってしまいました。練習試合の雨天中止は2試合目で、「天気には勝てない」という事になるでしょう。さてこの雨天中止になってしまったゲームの先発予定だったのは武隈祥太投手です。
武隈祥太投手といえば2015シーズン、67試合に登板し投球回数57回1/3で防御率2.83という素晴らしい成績を残してくれました。リリーバーとしての起用になりましたが、時にはセットアッパー的な起用法もあり、左打者へのワンポイントのような起用法もありと大車輪の活躍だったと言っていいでしょう。また数字的、制球面で難のある対左打者の場面での登板も多く、非常に気の毒な1年であったと思います。もう少し気の利いた起用法をしてあげられれば、数字としてももっと好成績を収めることが出来たでしょうし、投球イニングももう少し伸びたかもしれません。


さて貴重な左腕リリーバーとして活躍を見せてくれた武隈祥太投手ですが、練習試合では先発起用を予定したようで、一部ファンの意見の中では「貴重な中継ぎをまだ先発に回した」という意見もあるでしょう。もちろん2015シーズンの数字を見ると、武隈祥太投手は素晴らしいリリーバーであると思います。しかし2012シーズンには4度先発登板をこなしており、2013シーズン、2014シーズンも1~2試合ずつでありますが先発登板をしています。中でも2012シーズンの夏場であったでしょうか、8回途中までノーヒットノーランペースという素晴らしいピッチングを披露してくれています。
渡辺久信監督から伊原春樹監督、田邊徳雄監督に変わった2014シーズンからは先発登板は1試合のみでリリーバーメインに起用していたと言えます。

では今シーズンの武隈祥太投手の起用法ですが、やはりリリーバー中心となることが予想されています。ただ対左打者のワンポイント的な起用ではなくセットアッパーやロングリリーバーでの起用にするべきでしょうか。
昨シーズンの先発投手陣は弱点の1つでありましたが、アンディ・バンヘッケン投手の獲得、多和田真三郎投手のドラフト指名もあり、枚数という意味では揃ってきているはずです。左腕投手としてもドラフトで野田昇吾投手の獲得、佐野泰雄投手や佐藤勇投手がA班入りしており、枚数は居るもののまだまだ確実に計算ができるわけでないでしょうし、その中では武隈祥太投手が左腕リリーバーとしては一番計算が立ちます。
ですが武隈祥太投手に関しても怪我人やローテーション谷間に備えて、緊急的な先発をこなすことがある可能性があります。ですので1試合でありますが先発調整を機会が用意されたと思いますし、モチベーションの維持という狙いも確かにあると思います。
ただその貴重な先発登板機会が雨で流れてしまい、土肥義弘ピッチングコーチの話では、今後は他投手の兼ね合いもあり先発起用は難しい、と言う見方をしています。本来であればファームでも1試合程度は先発登板機会を与えるとシーズン入っても違うと思いますので、できれば登板機会を与えて欲しいと願っています。これは岡本洋介投手に関しても同様です。

もちろん武隈祥太投手や岡本洋介投手を緊急的に先発起用せずに済めばそれに越したことはありません。ただペナントレースは長く、途中で何が起きるか分かりませんし、突発的な不調に陥る投手が出てくることだってあるでしょう。
アンディ・バンヘッケン投手の対外試合デビューも控えておりますし、そろそろリリーバー陣の調整も始まります。武隈祥太投手も本来のリリーバーでの実戦登板も出てくるでしょうから、先発起用は難しいかもしれませんが、幻とせずに機会があればチャンスを与えても良いのではないかと感じています。




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森友哉選手は捕手として出場機会を得られるか

今シーズンの注目ポイントの1つに挙げられるのは、森友哉選手の起用法になるでしょう。「捕手として勝負したい」と話しており、炭谷銀仁朗捕手から正捕手の座を奪い取る事が目標であり、今シーズンは正捕手の座を奪い取らなければなりません。




ただここまでの春季キャンプや練習試合の起用法や結果を考慮すると、今シーズンもはやり炭谷銀仁朗捕手が正捕手として君臨する可能性が高いと言えると思います。もちろん開幕までまだ1ヶ月少々ある中で、決定的なことを話すのは良くないのかもしれませんが、現段階での実力差を考慮すると1ヶ月の間に完全に正捕手の座を奪い取ることは難しいのではないかと考えます。
また第2捕手と候補として、岡田雅利捕手の名前も挙がっていますから、大阪桐蔭高校の先輩でもある岡田捕手との競争にもなってくるでしょう。極端な話、炭谷銀仁朗捕手から正捕手の座を奪い取ることができなければ、森友哉捕手は1軍のゲームに出場することは難しくなるということです。指名打者には中村剛也選手やエルネスト・メヒア選手が入ることが予想されていますし、ライトもレギュラー争いの真っ只中で、実戦ではライトの守備には付いていません。ということは、捕手として1軍のゲームに出場するしか事実上はないということになるでしょう。
もちろん中村剛也選手にしても全く守らないわけではありませんし、状態が良ければサードでスタメン出場することもあるでしょう。そうなれば森友哉選手が指名打者でスタメン出場をする可能性もあるでしょう。しかし指名打者での出場の場合、ゲーム途中に交代する場合にDH放棄をしなければならず、柔軟な起用が難しくなるでしょう。

1つの可能性として考えられるのは、ファームの正捕手としてシーズン通じてゲームに出続けることでしょうか。1年間塩漬けにする形になってしまいますが、捕手としてのレベルアップ、正捕手を狙うにあたっては一番早い方法であると思います。ファームで1年間、色々な投手と組むことでキャッチングやコミュニケーションといった捕手力を上げていく近道であるでしょう。
しかし1軍の打撃の上での戦力として、森友哉選手の力は必要不可欠であると考えています。森友哉選手を起用しないことは得点力低下につながってしまうこともあるでしょう。山川穂高選手のような長距離砲が活躍できる目処がつけば良いのかもしれませんし、坂田遼選手も先日の練習試合では内容の良いバッティングを見せてくれましたが、未知数な部分が多いと思います。
ですので打者という意味では必要不可欠な選手ですが、しかしポジションとして正捕手での出場は難しいというある意味難しいシーズンになると思います。森友哉選手を正捕手としてレベルアップさせるためにチームとしてやるべきことは、ライトの坂田遼選手やサードの山川穂高選手など、得点力が落ちないメンバーを組み、ある程度の修行期間を与えられるかがポイントの1つになると思います。

それだけ「打てる正捕手」を育成することは難しいということでしょう。森友哉選手の打力は惜しいですし、正捕手としては炭谷銀仁朗捕手が上、という非常に難しいシーズンです。今シーズンどれだけ森友哉選手を捕手として修行させられるか、ライオンズの1つの見所ではないかと思います。打てる正捕手として成長し、炭谷銀仁朗捕手を脅かす存在になれるか、注目するところだと思います。





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