レオ様にっき ~埼玉西武ライオンズファンブログ~


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読売ジャイアンツ


CATCH the FLAG 2018
栄光をつかみ獲れ!

暴れ獅子 片岡治大選手が現役引退

10月1日、読売ジャイアンツに所属する片岡治大選手が現役引退を発表し、東京ドームで引退会見を行いました。2005年に西武に入団し、2014年から読売ジャイアンツに移籍、13年間のプロ野球選手人生にピリオドを打つことになります。



片岡治大選手といえば、やはり「スピードスター」というイメージで歴代25位となる通算320盗塁、そして2007年からは4年連続盗塁王に輝き、2008年は最多安打と合わせて2冠王となりました。ファンの間では1番片岡、2番栗山、3番中島という強力な上位打線、そして4番ブラゼル、5番G.G.佐藤、6番中村という長打力を持ち合わせた素晴らしい打線の一角を担っていた選手ということで、印象深い選手だったと思います。
思えばこの中で現役を続けているのは、栗山巧選手、中村剛也選手、中島選手(オリックス)だけになってしまいました。

片岡治大選手
を全国区にしたプレーと言えば、やはり2008年日本シリーズ第7戦・8回表の「伝説の走塁」だったのではないでしょうか。死球で手を叩きながら出塁し、続く2番栗山巧選手の打席でいきなり初球からセカンドへ盗塁、送りバントでサードへ進塁すると、3番中島裕之選手のサードゴロで一気に片岡選手がホームインし、2−2と同点に追いつきます。その後、平尾博嗣選手のセンター前タイムリーヒットで3−2と勝ち越し、そのままアレックス・グラマン投手が締めて日本一、というゲームでした。
個人的には終盤8連勝して2位に滑り込んだ2013シーズン、終盤の活躍は凄まじいものがありました。渡辺久信監督最後のシーズンでありましたが、片岡治大選手の活躍で2位に滑り込んだと言っても過言では無いでしょう。

その裏で度重なる怪我に泣かされた野球人生でもありました。
西武入団前の東京ガス時代にもゲンを担ぐために登録名を改名したり、西武時代にも肩や右足など、常に故障と隣り合わせで、なかなかシーズン通じて出場することが難しく、最後の盗塁王となった2010年以降はなかなか思うような活躍ができませんでした。
特に今シーズンは右膝を故障し、一旦はファームで戦列復帰したものの、再度リハビリに。ついに1軍出場がないシーズンになってしまい、現役引退を決意したようです。
片岡治大選手が故障なくシーズン通じて出場していれば、渡辺久信前監督ももう1度は優勝していたでしょうし、読売ジャイアンツとしてもセカンドをここまで固定できないという事はなく、スワローズやカープに優勝を奪われることは無かったはずで、この部分は非常に残念に思います。

今後は未定ということですが、コーチとして是非とも西武ライオンズに帰ってきてほしいと感じます。特にライオンズには金子侑司選手源田壮亮選手など、走塁をウリにできる選手も居ますし、秋山翔吾選手や外崎修汰選手など、走力がある選手も居ます。そういった選手たちに「盗塁の極意」を注入してもらい、「走力がある」ではなく「走力を武器にできる」選手の育成に片岡治大選手の経験やノウハウを借りたいところではあります。

打撃面などでいろいろ言われるところはありましたが、本当に素晴らしい功績を残した、素晴らしい選手だったと思います。ただただ、メットライフドームで盛大な引退セレモニーを行えないことが本当に残念で仕方ありません。
本当に13年間、お疲れ様でした!




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2017.06.08 vs 読売ジャイアンツ

2017.06.08 18:00開始 at メットライフドーム
埼玉西武○13-2読売
【勝利投手】十亀(3勝2敗0S)

【敗戦投手】池田(0勝2敗0S)

【ホームラン】埼玉西武:外崎4号、源田1号(プロ初ホームラン)、金子侑1号 読売:なし




まずゲーム前に今シーズンは育成選手契約だった木村昇吾選手が支配下選手登録となり、背番号0に戻ることになりました。また田代将太郎選手に代わり1軍昇格し、いきなり9番サードでスタメン出場しました。辻発彦監督としては、支配下選手登録し即スタメンと粋な采配をしますね。木村昇吾選手には是非とも辻発彦監督の期待に応えて欲しいと思います。

それにしても今のライオンズは非常にゲームの流れが良いですね。
1回裏は2死から3番秋山翔吾選手のショート内野安打、4番浅村栄斗選手のライト前ポテンヒットで、秋山翔吾選手が好走塁で2死1塁3塁とし、このゲーム中村剛也選手に代わり5番に入った栗山巧選手のタイムリーヒットで先制点を挙げます。中村剛也選手は抹消の可能性もあるようですが、この打順の代役である選手に結果が出る辺り、良いチーム状況なのでしょう。
後続のエルネスト・メヒア選手もタイムリーヒットかと思われましたが、陽岱鋼選手のファイインプレーにより阻まれてしまいました。相手のジャイアンツは大型連敗中ですので、このように序盤で先制点を奪うことができれば、どのようなカードよりもゲームを優位に進めることができるはずです。

そしてこのゲームの最大のポイントになったイニングといえば、やはり6点を奪った3回裏ではないかと思います。このイニング1死から2番源田壮亮選手のヒット、秋山翔吾選手の死球で1死1塁2塁とチャンスメイクして、4番浅村栄斗選手を迎えます。
ここでB1からの2球目の場面で、セカンドランナー源田壮亮選手、ファーストランナー秋山翔吾選手とでダブルスチールを仕掛けます。ジャイアンツ先発の池田投手がランナー気にする素振りがない中、スキを見てのダブルスチールでした。
この場面をよく見てみると、セカンドランナーの源田壮亮選手が少々早くスタートして、ジャイアンツ實松捕手の注意を源田壮亮選手に向けたところで、秋山翔吾選手がファーストからスタートするというタイミングでした。
源田壮亮選手秋山翔吾選手はやはり交流戦前まで1番2番コンビを組んでいる中で、開幕当初よりも息の合ったプレーができていると見ています。ダブルスチールのタイミングであったり、打席とランナーとしてのコミュニケーションであったりと、やはりこのゲームで貯金10個積み上げた原動力の1つであるでしょう。
ここで同じく走力のある金子侑司選手が1番に入るようになり、足を使える選手が1番から3番まで並ぶことになります。この打順をしばらく続けることで今度は金子侑司選手をランナーで出したときにも、しっかりとコミュニケーションが取れる事ができれば、他球団からすれば非常に脅威な上位打線になるでしょう。このゲームは本塁打によるワンサイドゲームになりましたが、やはりいちばん大きなポイントはこのダブルスチールだと思います。

やはり野球は「流れ」が非常に重要で、このダブルスチールで浅村栄斗選手を敬遠四球で歩かせたあと、栗山巧選手のファーストタイムリー内野安打、エルネスト・メヒア選手はサードへボテボテのゴロが転がり、これもタイムリー内野安打になり、3−0とリードを広げます。栗山巧選手のファースト内野安打はジャイアンツ側のミスでありますが、これも流れであるといえるでしょう。
そしてなおも満塁で外崎修汰選手が初球のほぼ真ん中のカットファストボールを振り抜き、第4号のグランドスラムとなり、7−0とワンサイドゲームの様相になります。このグランドスラムで勝負が決したと言っていいでしょう。

そして4回裏は先頭の1番金子侑司選手のツーベースヒットで無死2塁とすると、2番源田壮亮選手が江柄子投手のインコース144km/hをストレートを振り抜くと、ライトへのプロ初ホームランとなう2ランホームランで9−0とリードを広げます。
非常にコンパクトかつ強く振り抜いたバットで、ストレートを叩き打球はライトスタンドへ一直線という当たりでした。社会人野球時代は打撃が課題と言われて来ましたが、プロの投手の球速の速いを利用して強い当たりが目立ちます。このホームランも狙ったわけではありませんが、非常に内容のあるナイスバッティングだと思います。

投手陣でも先発十亀剣投手が6イニングを投げて81球、2失点で勝利投手になりました。終始球威勝ちをしており、状態が上がってきいると感じます。ワンサイドゲームになってしまったので、次回への疲労を残さないためにも早めの継投になったのだと思います。
また2番手のフランク・ガルセス投手も2イニングを無失点で、制球もまとまっていましたし、チェンジアップでしっかりとタイミングを外すことができていました。こちらもナイスピッチングでした。フランク・ガルセス投手は今後のゲームにて非常に面白い存在になるかもしれないと感じました。

ここ数試合登板がやや多くなってきた、勝ちパターンリリーバーも完全休養となりましたし、理想的なゲームだと言えます。
これで2年ぶりの貯金10となり、チームもすっかりと上昇気流に乗ってきました。明日も菊池雄星投手でしっかりと勝って、着実に貯金を増やして欲しいものです。



※近頃多忙で、コメント返しもなかなかできずに申し訳ございません!またゲームビューも飛び飛びになると思いますが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。



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2017.06.07 vs 読売ジャイアンツ

2017.06.07 18:00開始 at メットライフドーム
埼玉西武3-0読売
【勝利投手】岡本洋介(1勝0敗0S)
【セーブ】増田(1勝1敗12S)
【敗戦投手】吉川光(0勝2敗0S)

【ホームラン】埼玉西武:メヒア8号、中村13号 読売:なし



このゲーム先発は今シーズン1軍初登板となる岡本洋介投手でした。ファームでしっかりと結果を出しての1軍先発抜擢でした。結果として5イニング2/3を投げて81球、5奪三振、被安打3、与四死球3 で無失点、約2年ぶりの勝利投手になりました。
岡本洋介投手の調子を見極めるバロメータとしてはやはりストレートがしっかり投げられているか、ということになるでしょう。打ち込まれてしまう時にはストレートがシュート回転して甘いコースに入ってしまったり、抜けてカウントを悪くしてしまったりという場面があります。このゲームを見る限り、立ち上がり1回表からストレートの球速が常時145km/hを超える球速を計測していましたし、特段シュート回転は見られませんでした。
2回表の先頭打者であった阿部選手に対しては、何か意識があるのか少々荒れたピッチングとなり、四球で歩かせてしまいましたが、次の亀井選手に対して、インローにしっかりとカーブを落としてセカンドゴロ併殺打に打ち取って、ピンチを脱しました。
岡本洋介投手ですが、やはりカーブが良いですね。打ち頃の甘いコースから、しっかりとボールゾーンにブレーキを掛けて落とすことが出来ていましたので、空振りを多く誘い、逆にストレートを見逃してくれてカウント球として機能している状況で、決め球のような感じでカーブを使えていました。これだけストレートが良ければ緩急としても機能しますので、ピッチングスタイルの1つになるでしょう。

ただストレートとカーブだけでは当然絞られて狙われてしまいますので、これを補助する球種が必要で、それがスライダーとフォークボールでしょう。スライダーは球速にバラつきが多少ありますが、キレは充分だと思いますし、フォークボールは目先を変えるという意味で有効でしょう。攻撃1巡目はストレートとカーブの緩急で抑えて、2巡目はスライダーとフォークボールを適度に混ぜてという組み立てでした。目線を変えるという意味では有効な配球ではないかと思います。
50球を超えてきた4回表はやや球速や球威の低下が見られました。ストレートが140km/h代前半まで落ち込み、変化球のキレも落ちてきました。
そこで5回表と6回表は、少々球威が落ちたストレートを見せ球やカウント球にした上で、今度はスライダーのキレでタイミングを外して、6回途中までよく投げてくれたと思います。それでも三振が取れてしまうくらいの素晴らしいスライダーだと思います。

まだまだ投げられたと思いますが、6回表の場面でのリードはわずかに2点ですのでマギー選手を歩かせて阿部選手を迎えた場面で武隈祥太投手へリレーとなりました。ただ期待値を大きく超える素晴らしいピッチングだったと思います。辻発彦監督もこのゲームのピッチング内容を評価しているようなので、次回の先発のチャンスも十二分にあると思います。確かに今のジャイアンツ打線は全く元気がありませんが、勝因とすればやはり岡本洋介投手がしっかりと投げてくれたので、勝利に結びついたのだと思います。

そして6回2死からは武隈祥太投手牧田和久投手ブライアン・シュリッター投手増田達至投手のいつもの素晴らしいリレーで、特に武隈祥太投手は7回表の亀井選手までの回跨ぎ起用でありましたが、ナイスピッチングでした。このゲームのヒーローだと思います。

攻撃面ではジャイアンツ先発の吉川投手の球威のあるボール、また適度に荒れていて特に左打者はなかなか踏み込んで打ちに行くことができずに苦労しました。
しかしやや球威が落ちてきた4回裏、2死1塁の場面でエルネスト・メヒア選手が真ん中ややアウトコースのカーブを振り抜き、最後は片手1本でレフトスタンド中段まで運ぶ先制2ランホームランと良い先制パンチになりました。
エルネスト・メヒア選手ですが、神宮球場で打ったグランドスラムからでしょうか、非常に良い状態であると思います。軸がぶれていませんし、上体がしっかりの残ってスイングに入っているので、好調と言えるでしょう。アウトになった2打席もショートライナーでしたが、バッティングとしては良いと思います。
中村剛也選手が左脇の違和感で交代したようですが、明日の出場が難しい場合にはエルネスト・メヒア選手の打順を上げてくる可能性もあると思います。

昨日今日と1番〜3番までの上位打線がやや元気がありませんが、明日は上位打線からの攻撃の流れが出てくると良いと思います。ジャイアンツの連敗が止まらず大きなニュースになっていますが、明日もライオンズらしい野球で勝利を目指してほしいと思います。




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2017.06.06 vs 読売ジャイアンツ

2017.06.06 18:00開始 at メットライフドーム
埼玉西武8-5読売
【勝利投手】牧田(1勝0敗0S)
【セーブ】増田(1勝1敗11S)
【敗戦投手】桜井(0勝1敗0S)

【ホームラン】埼玉西武:栗山4号、浅村7号 読売:なし




このゲームでは日本を代表するエースであるジャイアンツ菅野投手との対戦になり、ライオンズとしてもこういった投手を打ち崩して勝つことができればチームとしても上昇気流に乗っていけるとは思いますが、やはり「そうはいかない」というのが正直な感想です。やはりこのゲームの菅野投手のボールを見ると、しっかりと繋いで行くことができれば数点は取ることができるとは思いますが、やはり打ち崩すことは難しいでしょう。そのくらい素晴らしいボールだったと思います。
0-3と3点ビハインドの4回裏は、1死から浅村栄斗選手が150km/hのシュートに詰まりながらもセンター前ヒットで出塁すると、2死後栗山巧選手はフォークボールに食らいつき、センター前ヒットで2死1塁2塁とチャンスメイクします。そして7番エルネスト・メヒア選手がアウトコース153km/hのストレートをライト前へタイムリーヒット、8番外崎修汰選手はアウトコースへのスライダーに食らいつき、逆方向ライトへタイムリーヒットを放ち、2-3と追い上げます。下位打線が絡んだイニングでうまく打線が繋がり、2点を返す攻撃ができたと思います。

特に外崎修汰選手のタイムリーヒットは、アウトコースに来たボールをしっかりとライトへ打ち返してやろうという意図が見える非常に良い打撃だったと思います。この対戦で3球目に菅野投手が投じたボールは、インコースへのツーシーム系統のボールだったかと思いますが、ストライクではありますがしっかりと見送れているのです。おそらく真ん中からややアウトコースのボールに狙いをつけてセンターから逆方向への打撃を意識していたのでしょう。
カウント的には変わらないのいですが、インコースに入るボールに手を出していくと、詰まって弱いゴロや凡フライになるので、菅野投手を攻略する上ではアウトコースのボールにある程度狙いを付けて、逆方向に打ち返すのが攻略法の1つなのかもしれません。

もう少し外崎修汰選手の話をしていくと、3-5と2点ビハインドの6回裏第3打席も素晴らしかったと思います。この対戦ではジャイアンツバッテリーが初球にインハイのシュートから入り、あとはアウトコース中心の配球になっていました。
もちろんこの打席も外崎修汰選手の中では、アウトコースに意識があったのでしょう。ただその外崎修汰選手に対して、ジャイアンツバッテリーはアウトローのボール球を使ってきたのですが、これに一切反応せず、最終的にはスライダーを見切り四球を取りました。菅野投手にしても110球を超える投球数になってきたので、疲労感も出てきたのでしょう。やや精度も劣ってきた場面だったかと思いますが、この四球により続く炭谷銀仁朗選手の4-5と1点差に迫るタイムリーヒットが生まれましたし、金子侑司選手の内野ゴロで5-5のになる場面へのつなぎで、非常に大きな意味のある四球だったと思います。

そして勝ち越した7回裏はノーヒットながらジャイアンツバッテリーから5つの四死球をもらい2点を奪って、勝ち越しに成功します。正直なところ大型連敗中のジャイアンツが自滅のような形で貰った得点でしたが、8番外崎修汰選手の犠牲フライは素晴らしい良い打撃だと思います。
投手は代わり、リリーバーの西村投手です。志村投手はご存知のように、シュートを武器とする投手で右打者の外崎修汰選手にとって今度はアウトコースは無く、逆にインコースを意識しなければならない投手です。この対戦でも3球目にインコースへ食い込んでくるシュートをファールボールにしてしまいますが、B2-S2の並行カウントでしたが、真ん中高めのストレートをうまく合わせてライトへ運んでくれました。1死満塁の場面でしたので、これが7点目の犠牲フライになり大きな追加点となりました。
8回裏に浅村栄斗選手がフルスイングしダメ押し点を取ることができましたが、やはりこの7点目の外崎修汰選手の犠牲フライが勝利を決定づける大きな1打になりました。

相手先発がスーパーエースの菅野投手で、ライオンズ打線は1番金子侑司選手と2番源田壮亮選手という足のある1番2番コンビが初回の四球での1つの出塁に抑えられてしまいましたが、8番に入った外崎修汰選手やタイムリーヒットを含む2安打の9番炭谷銀仁朗選手がしっかりとフォローしてくれたと思います。
一昨日嫌な形で勝ちゲームを引き分けにしてしまいましたが、このゲームは本当にいい形で勝つことができました。明日は今シーズン初登板の岡本洋介投手ですが、いい形でバトンを渡せたと思います。明日も期待しています。



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2017.03.19 vs 読売ジャイアンツ

2017.03.19 13:00開始 at メットライフドーム
埼玉西武6-2●読売
【勝利投手】藤原
【敗戦投手】吉川光

【ホームラン】埼玉西武:メヒア2号、山川1号 読売:なし




先発したブライアン・ウルフ投手でありますが、前回登板に引き続き安定感のあるピッチングを見せてくれました。オープン戦での登板が進むにあたって、結果だけでなく内容も付いてきています。特に投球数で5回終了時で64球と、1イニングあたり12.8球と先発投手としてはほぼ理想的な球数に抑えてくれたと思います。5イニングで被安打4、与四球2とランナーは毎回のように出しましたが、これもブライアン・ウルフ投手らしいといえばらしいと思います。このゲームでは中井選手に1本ツーベースヒットを許したほかは全て単打でした。ブライアン・ウルフ投手のタイプを考えると、単打であれば10本打たれようが問題ないでしょう。

やはり特筆したいのは「投球術」です。例えば4回表は先頭のマギー選手を四球で歩かせ、無死1塁とします。そして後続の村田選手に対しては初球にインローのツーシームを落としてサードゴロ併殺打を狙いすましたように打たせます。引っ張りにかかることの多い村田選手に対しては、振ればサードゴロかショートゴロにしかならない絶妙なボールでした。
また5回表は1死2塁の場面で宇佐美選手を迎えますが、B2というバッティングカウントでの3球目に、真ん中やや低めでツーシームを少し曲げてセカンドゴロに打ち取ります。バッターからすればバッティングカウントという場面で、一瞬甘いボールに見えるのでしょう。ですので若い宇佐美選手は引っ張りにかかったのだと思いますが、これはウルフ投手からすれば計算済みというピッチングでしょう。
現段階の先発ローテーションの中で、投球術だけを見れば間違いなくNo1ではないかと思います。札幌での開幕シリーズ第3戦での先発が濃厚だと思いますが、ここでもチームを勝利に導いてくれるでしょう。

2番手はアピールが必要な藤原良平投手でしたが、1イニングで1点を失ってしまいました。追試はあると思いますが、現段階では当落線上かと思います。以前は非常に良いピッチングをしてくれていたと思いますが、このゲームではやや制球に苦しんだという印象です。
1死2塁の場面で4番マギー選手を迎えますが、アウトコースからシュート回転し真ん中に入ってきた139km/hのストレートですから、マギー選手くらいの打力であれば打たれて当然といえば当然なのかもしれません。
ただバッテリーを組んだ岡田雅利捕手ももう少し藤原良平投手のリードを考えたほうが良いのではないかと思います。TV解説でも指摘がありましたが、2死2塁の場面で長野選手との対戦ですが、初球で明らかに外す場面がありました。もちろん打力のある長野選手ですし、ファーストが空いている場面でもありますが、初球を明らかに外し2球目をボールにしてしまっては勝負にならなくなってしまうでしょう。このあたりは岡田雅利捕手の意図を聞きたいところです。
また藤原良平投手はサイドハンドですから、もう少しインコースアウトコースでメリハリをつけるべきかと考えています。このゲームではスライダーがインコースに行きましたが、これは藤原良平投手のボールが抜けて行ってしまったというべきでしょう。特にタイムリーヒットを許したマギー選手に対して、1球でもインハイあたりにストレートまたはシュートを見せておけばまた違った結果になったかもしれないと考えています。

岡田雅利捕手ですが、ブライアン・ウルフ投手とのバッテリーではウルフ投手自身がリードをしているようにも見えました。打撃では良いものを見せてくれていると思っていますが、投手をリードしていくという意味と昨日書いたセカンド送球に関しては、まだまだ課題は多いと思っています。

この後は武隈祥太投手大石達也投手ブライアン・シュリッター投手と勝ちパターンの投手3名をつぎ込みました。大石達也投手はこのゲームに限って言えば少々状態が良くなかったように見えますが、阿部慎之助選手を併殺打に取るなど、結果的に1イニングを無失点という形でした。リリーバーですからこんな日もあると見るべきかと思います。
またシュリッター投手に関しては、後述の木村文紀選手のミスと岡本選手にシンカーかと思いますが、低めのボールを非常に巧くライト前ヒットを打たれてしまった点が響き失点を許してしまいました。9回に登板ということで気温も下がり半袖でのピッチングでした。その影響もあるかと思います。ただ少々辛いと思われるメットライフドームのスピードガンでストレートは152km/hを計測するボールもありました。ですので特段心配はないと思います。
このゲームでは登板がありませんでしたが、増田達至投手も含めて、武隈祥太投手以降の投手陣の強さが今シーズンのライオンズの強みの1つになると思います。

攻撃面ではジャイアンツ側の拙い守備もあったともありましたが、11安打を放っていますので特に書くことも無いかと思います。
しかし気になる点とすれば5回裏の攻撃でサイン違いかと思いますが、1塁2塁のランナーでダブルスチールを仕掛けた場面がありました。正確に言えばファーストランナーの木村文紀選手がサインを見落としスタートを切ってしまったので、セカンドランナーの源田選手もスタートを切らなければならないという形でした。こういったサインミスに関しては、減らすといよりかは無くさないといけないと思いますので、ここは反省材料でしょう。
9回表も辻選手の併殺打をファーストに入っていた木村文紀選手が捕球し損ねてエラーとなり、失点してしまいました。木村文紀選手にとっては2つのミスを犯してしまう形になり、こういったプレーがレギュラーを遠ざけてしまっていますね。

後は4番の中村剛也選手が状態が気になります。単打は2本出ていますが、打球がなかなか上がりません。ライナー性のレフト前ヒットと、打球は上がったのもの内外野間に落ちるポテンヒットでした。深い外野フライやライナーがどんどん飛べば良いのですが、現在のことろあまりそういった打球が見えませんので、少し心配しています。オープン戦の打率はそこまで気にしなくても良いと思いますが、打撃の内容としては少々不安が残すゲームだったのではないかと考えています。
実績ある選手ですし、1本ホームランでも出れば違うと思いますので、開幕までどのように調整をしてくれるか楽しみにしたいと思います。




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続々とライバルが入団 片岡治大選手の扱いはこのままで良いのか

つい先日、楽天イーグルスから読売ジャイアンツにトレード入団したのが、柿沢貴裕選手です。イースタン・リーグをご覧になる方はご存知だと思いますが、柿沢貴裕選手は二遊間を守る選手で、ジャイアンツとしては今シーズン二塁手を固定できずに苦労しましたので、その底上げが狙いでしょう。このトレードで一番影響を受けると言っても過言ではないのが、埼玉西武ライオンズから2013シーズンオフにFA権を行使して移籍した片岡治大選手でしょう。
固定できないセカンドを埋めるためにFA権を行使して移籍した片岡治大選手ですが、2015シーズンオフにはマリーンズからルイス・クルーズ選手と埼玉西武ライオンズから脇谷亮太選手が加入し、若手の山本泰寛選手、辻東倫選手も台頭しつつあります。つまり片岡治大選手はジャイアンツでセカンドのレギュラーを掴みきれず、苦労していると言っても過言ではないでしょう。もちろん怪我や不調もあるのですが、個人的には片岡治大選手はこのままでいいのか?と思っています。

読売ジャイアンツは今シーズンオフに大型補強を行っています。既に山口俊投手、森福允彦投手の2名をFAで獲得し、陽岱鋼選手に関しても獲得に動く事になっています。バファローズがライバルと言われますが、資金力や球団ブランドを考慮すると参戦すればジャイアンツが俄然有利なはずです。
このうち山口俊投手と陽岱鋼選手に関しては人的補償を提供する必要があり、場合によっては片岡治大選手はベイスターズやファイターズに移籍をしなければならない所まで追い込まれてしまっていると言っても過言ではないでしょう。

ここで改めて整理するとジャイアンツの内野陣ではセカンドにルイス・クルーズ選手山本泰寛選手辻東倫選手脇谷亮太選手中井大介選手とレギュラーこそ固まっていないもののこれだけの選手がぱっと出てきます。また遊撃手には絶対的な坂本勇人選手でここは怪我でもない限りは変わることはないでしょう。そして先日のドラフト会議ではアマ球界No.1遊撃手の吉川尚輝選手を1位指名しています。なおも追い打ちをかけるようにトレードで柿沢貴裕選手が加入し、片岡治大選手がジャイアンツに移籍して以降一番の逆風が吹いていると言うべきでしょうか。
クルーズ選手が加入した影響で2016シーズンの出場はわずか32試合ともちろん1軍定着後最低の試合数です。そうなればバックアップ要員として若手を使いたいのは当然で、2017シーズンは柿沢貴裕選手や吉川尚輝選手が1軍のバックアップ要因となる可能性が高く、2016シーズンよりも厳しい環境になる事は明白です。



何が言いたいのか、私のブログを前から読んで頂いている方は分かるかもしれませんが、片岡治大選手はこのままでいいのか、という点です。もちろん厳しい言い方をすればクルーズ選手との競争に勝てなかったのは片岡治大選手かもしれませんし、たしかに故障も多かったと思います。ただ片岡治大選手は「ゲームに出てなんぼ」の選手なので決してバックアップ要員でゲーム終盤の出場のみでは良さは絶対出ないと思います。やはり体の状態が良い限り、ゲームに出て内野から投手を鼓舞し、チームを引っ張る姿を見せることが片岡治大選手の良さでしょう。

ジャイアンツでは外様ですし、まだ年上の選手も多く、先頭になってチームを引っ張ることは不可能なのかもしれません。そこで古巣である西武球団のフロントがどう考えているのか、という点です。分かりやすく言えばトレードで片岡治大選手を再獲得するチャンスであるでしょう。
この他にジャイアンツはケーシー・マギー選手も獲得し、内野手が更に1枚増えてサードの競争が非常に激しくなります。反面ジャイアンツがまだ手薄と思われるのは外野手ですので、ライオンズの外野手でポイントが合えば交換トレードをという形で呼び戻す事はできないでしょうか。
ライオンズでもセカンドは浅村栄斗選手が絶対的なレギュラーで、ここも怪我でもない限り出場は不可能でしょう。反面片岡選手のもともとの本職であるショートに関しては、呉念庭選手永江恭平選手が候補になりますが、まだ決定というわけではないでしょう。

やはり片岡治大選手の良さを発揮できるのは、ジャイアンツよりもライオンズであるでしょう。古巣でもありますし、選手はほとんど年下です。ですので仮にジャイアンツと同じ30試合少々の出場に留まったとしても、チームを引っ張る事は容易ではないかと思います。
仮に40歳まで現役をやるとすればあと6年程度あります。その時間を言い方悪いですがジャイアンツで今のように過ごすのか、ライオンズに帰って盛大な引退セレモニーを行うのか、西武球団からより読売球団を通じてもし本人にメッセージを送る事ができれば、トレード成立の可能性はあるのではないかと思います。

ジャイアンツのようなチームが2年も3年も優勝を逃すような事はあってはならない、と考えるのは当然ですし、私もそう思います。ですので本気に勝ちに行くという意味で大型補強を行うのは球団して当然のことだと思います。ですので私はこの部分を否定する気はありませんし、西武球団にもこういった姿勢が欲しいところです。
ただこれにより当然溢れる選手が出てくるわけで、そういった選手を生き返えらせる道があるのであれば、それを示すべきでしょう。今回は片岡治大選手が溢れる可能性が高く、そういった動向を西武球団がキャッチし獲得に動くべきではないでしょうか。

今回の記事は私の私情が多く入ってしまっている点をご容赦いただきたいと思います。繰り返しますが片岡治大選手が輝ける場所は東京ドームではなく、西武プリンスドームであるということです。上の動画のように自らチームを鼓舞する場面をもう一度見たいものです。




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2016.06.09 vs 読売ジャイアンツ

2016.06.09 18:00開始 at 西武プリンスドーム

埼玉西武
7-4
読売
【勝利投手】牧田(6勝0敗0S)
【セーブ】増田(3勝2敗10S)
【敗戦投手】山口
(0勝3敗1S)




このゲームの先発はアンディ・バンヘッケン投手と大竹投手という対戦でした。ここまでのアンディ・バンヘッケン投手は6ゲームに先発して3敗、防御率6.59と打ち込まれるゲームが続いています。ここまでの6試合は炭谷銀仁朗捕手とのバッテリーでしたが、このゲームでは来日して初めて上本達之捕手とのバッテリーとなり首脳陣としても環境なり気分を変えて欲しいということもあるのでしょう。
このゲームのアンディ・バンヘッケン投手は立ち上がりの1回表、4番長野選手との対戦で144km/hを記録するなど、140km/hを超えるストレートが見られましたので、不調というわけではないと見るべきでしょう。むしろボールの走り自体は今シーズン一番良いと見ています。
しかしこのゲームでも見られたように、ストライクを取れる球種がほぼストレートしかありません。フォークボールにしても空振りを奪うにはキレが不足していますし、チェンジアップはストライクゾーンに入るものの甘いボールで長打を打たれても不思議ではないボールでした。ただ立ち上がりは高めのストレートで空振りを取れていたように、アンディ・バンヘッケン投手の特徴であるピッチングフォームの緩急は出ていたと思います。

結果として6イニングを投げて110球、被安打8、与四死球2、奪三振5で3失点とQS達成という登板となりました。ただ課題と言われてきている制球力はこのゲームでも課題を露呈し、制球が悪いと言うべきか、ボールが甘いと言うべきか苦しい登板であったとみています。
ただ例えば4回表の大田選手との対戦のように、高めのストレートで凡打を取れたいたという事は、球威はあったということだと思います。ですので今シーズンの登板で一番状態は良かったと思いますが、ジャイアンツ打線の拙い打撃にも助けられたとも言え、この部分を首脳陣がどう判断するかだと思います。パリーグ相手にはおそらく通用しませんが、来週まで交流戦です。来週木曜日のカープ戦でもう1度チャンスを与えても良いとは思います。セリーグのチーム相手であれば6回3失点程度でまとめてくれるようにも思います。
個人的にはこの球威で、6イニングで5つの三振を奪っています。よって短いイニングをしっかり腕を振って投げてくれれば、結果を出してくれるようにも思います。イメージとしてはかつてのアレックス・グラマン投手のように、短イニングを腕を振って投げてくれれば活躍するかもしれません。

さて勝ちゲームでこういったことを書くのはなんですが、このゲームでも守りの痛いミスが2つ出ました。2回表は小林選手のなんでもないサードゴロを金子侑司選手がファンブル、また7−3とリードした8回表1死1塁2塁の場面では脇谷亮太選手のショートゴロを木村昇吾選手がファンブルしてエラーと痛いミスです。2回表の金子侑司選手のエラーは、繰り返しますがポジションをたらい回しにされているので、ある程度は仕方ないでしょう。ただし来シーズンも同じことをやったらいけませんとだけ書いておきたいと思います。
しかし8回の木村昇吾選手のエラーは普通に処理をしていれば併殺打でチェンジとなっていた場面です。併殺打であればこれでチェンジでしたので、登板したエスメルリング・バスケス投手にしてみればたまったものではありません。このおかげで失点してしまい武隈祥太投手を投入することになってしまいます。4点差あったので良いようなもので1点差だったら大変な場面でした。
鬼崎裕司選手がショートで失策を犯したため、木村昇吾選手をスタメン起用したと思われますが、これでもエラーが出てしまいます。この場面ですが直後に亀井選手にタイムリーヒットを許した直後、田邊徳雄監督はバスケス投手を交代させて、武隈祥太投手にスイッチしましたが、ここでショートの木村昇吾選手も交代させるべきではなかったかと思います。これではバスケス投手が悪いような形になってしまいますので、エラーをしたショートの選手を交代させるくらいの厳しさも必要でしょう。
ただライオンズの内野手では名手と言われている永江恭平選手もエラーが出ていますので、ここがチームの痛いところです。しかし永江恭平選手はサードでのエラーが目立ちますから、もう一度ショートに集中させることで変わることができるとは思っています。

さて打線ではジャイアンツ先発の大竹投手に本当に苦しんだと思います。左打者のインコースで風呂んとドアで入るツーシームシュート、右打者には懐に食い込んでくるようなシュートとこれだけ突っ込まれればなかなか打てないでしょう。その中でも6回裏と7回裏の集中打で7点を奪い0−3から逆転に成功します。まず6回裏は先頭の秋山翔吾選手、栗山巧選手の連続2ベースヒットで1点を返します。秋山翔吾選手はインローのストレートを右中間へ、栗山巧選手はアウトローのツーシームを左中間へ同じ左打者ではありますが、1番2番コンビで一味違った打撃で特徴がある打撃です。特に栗山巧選手の左中間への2ベースヒットは大竹投手を攻略する王道の打撃ですが、序盤はどうしても球威のあるストレートのイメージがあるため対応できませんでした。ただこのイニングの大竹投手は80球に差し掛かっており、秋山翔吾選手の対戦でもストレートの球速が140km/hに乗るか乗らないかの球速でした。ですので栗山巧選手はツーシーム(シュート)をしっかりと狙って左中間に運んでくれたと思います。これは栗山巧選手らしいバッティングです。
またエルネスト・メヒア選手のショートゴロでセカンドランナーの栗山巧選手が飛び出してアウトになってしまいますが、ファーストランナーのメヒア選手がなんと盗塁を決めます。エスネスト・メヒア選手の盗塁はNPBではおそらく初だと思いますが、1死2塁となります。まさか走るとは思わない場面で完全ノーマークでしたので、余裕でセーフになります。栗山巧選手が拙い形でアウトになってしまったので大きな盗塁でした。そして2死後、5番浅村栄斗選手はB1−S2から4球目のシュートをレフト前に落として、これがタイムリーヒットになります。これで2ー3と1点差に追い上げ7回裏の逆転劇につながります。浅村栄斗選手のレフト前タイムリーヒットは右打者がシュートを打つには一番理想的な打撃です。食い込んでくるボールを非常にコンパクトなスイングでレフト前に運ぶ打撃です。これを流そうとセカンドへの弱い当たりになってしまうでしょう。これは配球をしっかりと読んで食い込んでくるボールを読みきっての打撃でした。
ただ大竹投手の制球力を考えると6イニングで2得点、これはライオンズ打線としては上出来でこれが限界だろうと思います。それだけ大竹投手が素晴らしかったと思います。

そして7回裏は1死から木村昇吾選手の右中間への2ベースヒットから9番の金子侑司選手は山口投手のスライダーの失投をセンターへの同点タイムリー3ベースヒット、秋山翔吾選手はライトへの勝ち越しタイムリー、そして1死1塁2塁となりエスネスト・メヒア選手がバックスクリーン左への3ランホームランと、ジャイアンツのリリーバー山口投手から素晴らしい繋がりでした。勝ちパターンのリリーバーをここまで打ち込めば相手投手陣のダメージは計り知れないでしょう。
やはり打線の核となっているのは9番の金子侑司選手で、今の好調なチーム状態は金子侑司選手の活躍が大きいと見ています。現状の得点パターンは金子侑司選手から上位打線の繋がりで得点を奪うのがライオンズの得点パターンです。4番の中村剛也選手が不振で打線が切れてしまう場面もありますが、現状は下位から上位へのつなぎの打線でカバーできている点が勝てている原因です。
ただシーズンを通して下位打線が機能することはなかなか考えにくいですので、その時は4番中村剛也選手が打ってくれるはずです。

このゲームはエラーがなければ本当に素晴らしいゲームであったと思います。明日からカードが変わりドラゴンズ戦となりますが、エラーをなくしていいゲーム展開になることを期待したいと思います。
また8回裏の死球で交代した栗山巧選手は心配です。ひとまずアイシングで様子を見るようですが、以前骨折した部分と同じところですので、一度検査することになるでしょう。仮に離脱となれば非常に痛いのですので、何事もないことを祈ります。

さてこのゲームのヒーローは
・8回表満塁の場面での見事な2者連続三振:武隈祥太投手
・一発でゲームを決める3ランホームラン:エルネスト・メヒア選手


でしょう。


※明日からまたゲームビューをお休みしたいと思います。別の話題を更新していきたいと思いますのでおつきあいお願いいたします。



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2016.06.08 vs 読売ジャイアンツ

2016.06.08 18:00開始 at 西武プリンスドーム

埼玉西武
5-7読売
【勝利投手】内海(2勝2敗0S)
【セーブ】澤村(3勝0敗17S)
【敗戦投手】高橋光成
(3勝2敗0S)


このゲームは中5日での先発となった高橋光成投手でした。このゲームでは7イニングを投げて被安打10、与四死球1、102球で6失点(自責点3)で敗戦投手になってしまいました。
立ち上がり1回表はうまく立ち上がりましたが、2回表に1イニング5失点を喫して厳しい展開になってしまいました。2回表先頭長野選手のライト線へのスリーベースヒットですがライトを守る森友哉選手がファースト後方にフォローに入っておらず、長野選手がサードまで進んでしまった点が拙いプレーでした。森友哉選手としてもしっかりとフォローに入ればセカンドで止めることができたかもしれませんが、森友哉選手のライトも守備力から見れば万全ではありませんので致し方ないのかもしれません。
また続くクルーズ選手のショートゴロは鬼崎裕司選手の悪送球、村田選手のヒットを挟んで脇谷選手のバント処理を炭谷銀仁朗捕手がファンブルとミスが立て続けに起こり、3試合連続完投勝利を目指す高橋光成投手にとっては非常に痛い拙い守りであったと思います。イニング立て続けに2つのエラーと森友哉選手の守りも実質エラーと考えると、3つも拙い守りで足を引っ張られてしまい、なおかつ前回120球完投勝利からの中5日の登板を考慮すると、非常に気の毒な登板であったと思います。もちろんエースであれば味方のミスをリカバリーしなければならないと思いますが、高卒2年目で将来のエースであることを考えてもこのゲームのバックの守りミスは酷いという他無いでしょう。
ただ特筆するべきは3点目を失った直後、無死満塁からの高橋光成投手のピッチングでストレートの球速が大田選手には149km/h、坂本選手には150km/hとなんとかギアを上げて抑えこもうとして点です。坂本選手にはフォークボールを連投したところでレフトへ打ち返されましたが、何とか抑えこもうとギアをあげていた点は評価できます。ただ繰り返しになりますが、いくら将来のエース、2連続完投している投手とはいえ、この守りのミス連発は痛いと言えます。チームが好調なときにはミスがなかなか出ませんでしたが、甲子園でのタイガースで戦でミスが出て、再びミスが目立ち始めています。この点は非常に心配で、ここは栗山巧キャプテンが内野陣を一喝しても良いでしょう。しっかりと引き締めなければまた下らないミスからゲームを落とすことが続いてしまいます。

2回表に5点を失ってしまい、苦しい展開ですがこのゲームでは味方打線が援護しなければなりません。ミスを犯した分、打撃で返さなければなりません。奇しくも直後の2回裏はミスを犯した1死からミスを犯した森友哉選手炭谷銀仁朗選手鬼崎裕司選手に廻る打線ですから、責めて非自責点の3点は取り返されなければなりませんが、このイニング2点どまりとなり、2回の攻防が完全に勝敗を分けてしまったと言っても良いでしょう。
中盤以降のライオンズ打線は9番金子侑司選手の3打数2安打1四球などの活躍もあり、コツコツを点を返します。以前も書きましたが、下位打線の繋ぎが得点源になっていましたが、このゲームでは上位の秋山翔吾選手と栗山巧選手が抑えこまれてしまいました。こうなってしまうと思うように得点ができません。やはりジャイアンツもライオンズの上位打線に対してのマークは厳しかったように感じます。

ただこのゲームでは高橋光成投手よりも先輩の野手陣が足を引っ張り5点を失い、おまけに敗戦投手にまでしてしまったのです。ですから最低限負けを消してあげるのが打線の役目であるでしょうか。しかし高橋光成投手の負けを消せず、ミスの取り返しが出来ない部分を見るとまだまだチーム力があるとは言い切れないのでしょう。また小石博孝投手に代わった8回表には、村田選手にこのゲーム3本目のヒットとなるダメ押しのソロホームランを浴びて、シーソーゲームになりかけた展開が決まってしまったように思います。小石博孝投手に関しては甲子園で勝ち越しをした立役者ですので攻める訳にはいきませんが、このゲームの3安打すべてストレートを打っています。投手が代わっているので一概には言えませんが、この辺りは明日に向けての課題で、もう一度バッテリーでミーティングするべきでしょうか。

本来であればゲーム内容をもっと書かなければなりませんが、このゲームは「自滅」ということにしたいと思います。特にミスをしてしまった鬼崎裕司選手は3回表クルーズ選手の打席でも打球処理でも送球が怪しかったように思います。TV画面からは定かではありませんがセカンドベースカバーに入った浅村栄斗選手の捕球体制を見ていると、少々外野寄りに送球が逸れたように思います。ここは今夜と明日のゲーム前に徹底的に反復練習をして自信を取り戻さなければ、ズルズルと引きずってしまいます。ムードメーカーでもある鬼崎裕司選手が引きずってしまえば、チーム全体に影響も出ると思いますので、しっかりと練習で切り替えて欲しいと思います。
これまでは下位打線から上位打線への繋ぎで得点を取ってきましたが、上位打線が止められてしまうと14名のランナーを出して5得点という形になってしまいます。ここは手を打って行きたいところです。例えばこのゲームでも金子侑司選手が好調ですから、活用しない手はないはずです。例えば好調の金子侑司選手を甲子園と同様に2番で起用して、3番栗山巧選手、4番中村剛也選手、5番エルネスト・メヒア選手、6番浅村栄斗選手という打順に並べ替え、9番に炭谷銀仁朗選手という打順に組み替えたり、1番に金子侑司選手を思い切って起用してあとは打順を中村剛也選手以外1つずつ下げていく手もあるでしょう。

何が言いたいかというと、敗戦に直結するミスも出てきていますし、打線の繋がりも少々欠くことが出てきています。このまま手を打たないとまたズルズル借金が増えてしまうようにも感じます。春の二の舞いを避けるためにも打てる手は打って、チームを引き締めなければなりません。
そのためにも1勝1敗で迎える明日の3戦目は絶対に勝たなければなりません。ただ明日の先発のアンディ・バンヘッケン投手は抑えるイメージが湧きません。しかし幸いながら昨日もこのゲームも、牧田和久投手を起用していません。ですのでダメであれば1回でも牧田和久投手を起用することで何とかゲームを取って欲しいところです。またイースタンリーグでは岸孝之投手が投げて問題無さそうですので、神宮球場でのスワローズ戦で復帰するようです。明るい材料も出てきていますので、この自滅といえるゲームから切り替え、しっかりと練習して準備をした上で、明日のゲームに望んで欲しいと欲しいと思います。



※だんだんと落ち着いてきましたので、徐々にゲームビュー更新を再開します。



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