10月1日、読売ジャイアンツに所属する片岡治大選手が現役引退を発表し、東京ドームで引退会見を行いました。2005年に西武に入団し、2014年から読売ジャイアンツに移籍、13年間のプロ野球選手人生にピリオドを打つことになります。
片岡治大選手といえば、やはり「スピードスター」というイメージで歴代25位となる通算320盗塁、そして2007年からは4年連続盗塁王に輝き、2008年は最多安打と合わせて2冠王となりました。ファンの間では1番片岡、2番栗山、3番中島という強力な上位打線、そして4番ブラゼル、5番G.G.佐藤、6番中村という長打力を持ち合わせた素晴らしい打線の一角を担っていた選手ということで、印象深い選手だったと思います。
思えばこの中で現役を続けているのは、栗山巧選手、中村剛也選手、中島選手(オリックス)だけになってしまいました。
片岡治大選手を全国区にしたプレーと言えば、やはり2008年日本シリーズ第7戦・8回表の「伝説の走塁」だったのではないでしょうか。死球で手を叩きながら出塁し、続く2番栗山巧選手の打席でいきなり初球からセカンドへ盗塁、送りバントでサードへ進塁すると、3番中島裕之選手のサードゴロで一気に片岡選手がホームインし、2−2と同点に追いつきます。その後、平尾博嗣選手のセンター前タイムリーヒットで3−2と勝ち越し、そのままアレックス・グラマン投手が締めて日本一、というゲームでした。
個人的には終盤8連勝して2位に滑り込んだ2013シーズン、終盤の活躍は凄まじいものがありました。渡辺久信監督最後のシーズンでありましたが、片岡治大選手の活躍で2位に滑り込んだと言っても過言では無いでしょう。
その裏で度重なる怪我に泣かされた野球人生でもありました。
西武入団前の東京ガス時代にもゲンを担ぐために登録名を改名したり、西武時代にも肩や右足など、常に故障と隣り合わせで、なかなかシーズン通じて出場することが難しく、最後の盗塁王となった2010年以降はなかなか思うような活躍ができませんでした。
特に今シーズンは右膝を故障し、一旦はファームで戦列復帰したものの、再度リハビリに。ついに1軍出場がないシーズンになってしまい、現役引退を決意したようです。
片岡治大選手が故障なくシーズン通じて出場していれば、渡辺久信前監督ももう1度は優勝していたでしょうし、読売ジャイアンツとしてもセカンドをここまで固定できないという事はなく、スワローズやカープに優勝を奪われることは無かったはずで、この部分は非常に残念に思います。
今後は未定ということですが、コーチとして是非とも西武ライオンズに帰ってきてほしいと感じます。特にライオンズには金子侑司選手や源田壮亮選手など、走塁をウリにできる選手も居ますし、秋山翔吾選手や外崎修汰選手など、走力がある選手も居ます。そういった選手たちに「盗塁の極意」を注入してもらい、「走力がある」ではなく「走力を武器にできる」選手の育成に片岡治大選手の経験やノウハウを借りたいところではあります。
打撃面などでいろいろ言われるところはありましたが、本当に素晴らしい功績を残した、素晴らしい選手だったと思います。ただただ、メットライフドームで盛大な引退セレモニーを行えないことが本当に残念で仕方ありません。
本当に13年間、お疲れ様でした!
片岡治大選手といえば、やはり「スピードスター」というイメージで歴代25位となる通算320盗塁、そして2007年からは4年連続盗塁王に輝き、2008年は最多安打と合わせて2冠王となりました。ファンの間では1番片岡、2番栗山、3番中島という強力な上位打線、そして4番ブラゼル、5番G.G.佐藤、6番中村という長打力を持ち合わせた素晴らしい打線の一角を担っていた選手ということで、印象深い選手だったと思います。
思えばこの中で現役を続けているのは、栗山巧選手、中村剛也選手、中島選手(オリックス)だけになってしまいました。
片岡治大選手を全国区にしたプレーと言えば、やはり2008年日本シリーズ第7戦・8回表の「伝説の走塁」だったのではないでしょうか。死球で手を叩きながら出塁し、続く2番栗山巧選手の打席でいきなり初球からセカンドへ盗塁、送りバントでサードへ進塁すると、3番中島裕之選手のサードゴロで一気に片岡選手がホームインし、2−2と同点に追いつきます。その後、平尾博嗣選手のセンター前タイムリーヒットで3−2と勝ち越し、そのままアレックス・グラマン投手が締めて日本一、というゲームでした。
個人的には終盤8連勝して2位に滑り込んだ2013シーズン、終盤の活躍は凄まじいものがありました。渡辺久信監督最後のシーズンでありましたが、片岡治大選手の活躍で2位に滑り込んだと言っても過言では無いでしょう。
その裏で度重なる怪我に泣かされた野球人生でもありました。
西武入団前の東京ガス時代にもゲンを担ぐために登録名を改名したり、西武時代にも肩や右足など、常に故障と隣り合わせで、なかなかシーズン通じて出場することが難しく、最後の盗塁王となった2010年以降はなかなか思うような活躍ができませんでした。
特に今シーズンは右膝を故障し、一旦はファームで戦列復帰したものの、再度リハビリに。ついに1軍出場がないシーズンになってしまい、現役引退を決意したようです。
片岡治大選手が故障なくシーズン通じて出場していれば、渡辺久信前監督ももう1度は優勝していたでしょうし、読売ジャイアンツとしてもセカンドをここまで固定できないという事はなく、スワローズやカープに優勝を奪われることは無かったはずで、この部分は非常に残念に思います。
今後は未定ということですが、コーチとして是非とも西武ライオンズに帰ってきてほしいと感じます。特にライオンズには金子侑司選手や源田壮亮選手など、走塁をウリにできる選手も居ますし、秋山翔吾選手や外崎修汰選手など、走力がある選手も居ます。そういった選手たちに「盗塁の極意」を注入してもらい、「走力がある」ではなく「走力を武器にできる」選手の育成に片岡治大選手の経験やノウハウを借りたいところではあります。
打撃面などでいろいろ言われるところはありましたが、本当に素晴らしい功績を残した、素晴らしい選手だったと思います。ただただ、メットライフドームで盛大な引退セレモニーを行えないことが本当に残念で仕方ありません。
本当に13年間、お疲れ様でした!