今シーズン、ライオンズのリーグ優勝・日本一の達成で菊池雄星投手のメジャーリーグ挑戦が容認されるようです。開幕1ヶ月と少々経過した今シーズン、ライオンズは順調に首位を快走しており今シーズンはリーグ優勝が現実味を帯びています。5月3日現在で20勝7敗で13もの貯金を作っており、勝率は.741と驚異的な数字となっています。もちろん5月に入り、流れも変わる中でこのままの勝率で進むとは到底思えませんがここまでの戦いぶりを見ていると、そうそう落ちることは無いと考えています。



そのような中で菊池雄星投手ですが、4日のゲームでは勝負こそ付きませんでしたが、ここまで5勝0敗、防御率3.86という成績です。防御率はさておき、5月のこの時期で5つもの貯金を作ってくれているのは流石エースであると思っています。オープン戦の寝違えによる調整遅れの影響もありましたが、ここまではしっかりと仕事をしてくれていると見るべきでしょう。

あくまでも現段階の菊池雄星投手での話で、ライオンズがリーグ優勝・日本一を達成すれば球団としては菊池雄星投手に対して、おそらくメジャーリーグ挑戦を許可することになるのでしょう。今回はこの目線で話を進めたいと思います。
ライオンズのリーグ優勝、日本一のみを考えた場合には、菊池雄星投手は「勝てば良い」のです。つまりこの4点近い防御率でもしっかりと打線が援護してもらい、勝ちを積み重ねていけば良いでしょう。
しかしメジャーリーグへの挑戦という話になれば、西武球団としての条件はリーグ優勝・日本一であるものの、獲得する側のMLBからすれば、チーム成績は関係なく言うまでもなく菊池雄星投手の個人成績が一番重要になるでしょう。

現段階の菊池雄星投手を踏まえて、メジャーリーグに挑戦するべきかと言えば、私個人的にはNoだと思っています。メジャーリーグで活躍する日本人投手に比べればまだまだ菊池雄星投手はレベル的に早いのではないかと見ています。
まず今シーズン大注目の大谷翔平投手を見ていきたいところです。二刀流で話題となっていますが、ここは投手・大谷としてみていきたいと思います。大谷翔平投手を語る上で無視できないものはやはりスプリットです。他にも前田健太投手もスプリットを投げますし、ダルビッシュ投手は今シーズンはスプリットの精度があまり良くないため、苦しんでいます。
つまり何が言いたいかと言えば、メジャーリーグに挑戦するのであればスピリットまたはチェンジアップのような縦変化の球種が必須であると思います。

プロ入り後ここまでの菊池雄星投手のピッチングの組み立ては、主にストレートとスライダーの2種類となります。今シーズンの配球割合としてはストレートとスライダーで全体の85%強を占めています。それ以外でカーブとスプリット(菊池雄星投手の場合、一部をチェンジアップと表現されている)となっています。
菊池雄星投手はストレートの球速と球威で押して、スライダーでタイミングを外して打ち取るまたは三振を奪うというピッチングスタイルになりますが、メジャーリーグで活躍する打者を抑えるためには縦変化のボールをウィニングショットにできるかどうか、ということになるでしょう。

これだけスライダーとストレートで配球を組み立てる、ということはバッテリーを組む炭谷銀仁朗捕手もチェンジアップはウィニングショットでまだまだ信頼を置けない、と考えているのでしょう。これがホークス戦で勝てない遠因になっているのではないかとも思います。
メットライフドームにもMLB球団の担当スカウトが来ており、菊池雄星投手のピッチングを見ているはずです。そのスカウト達のコメント聞く限りでは高い評価を受けているようですが、本音はどうなのでしょうか。もしかするとウィニングショットにまだ物足りなさを感じているスカウトもいるでしょう。2017シーズンのようにストレートに充分すぎる球威があれば良いのですが、今シーズンのように苦しい展開であると厳しくなってしまいます。

今シーズンはチェンジアップ・スプリットをウィニングショットとして確立し、防御率を2点台中盤以下に落とし、かつリーグ優勝・日本一を達成し、堂々とメジャーリーグに挑戦して欲しい、と思っています。ここからの菊池雄星投手に大きな期待をしています。




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