埼玉西武ライオンズが開幕から非常に良い成績を残しています。
13試合を消化した4月14日現在、11勝2敗で開幕して僅か2週間で貯金が9つと、まさしくスタートダッシュに成功したと言って良いでしょう。本当に今シーズンのライオンズは良い野球をやっていると思いますし、随所にチームとしての「強さ」を感じる部分があります。



例えば14日現在の11勝のうち、10勝が先発投手に勝ちがついています。もちろん打線との兼ね合いがありますが、それだけ先発投手がしっかりとゲームを作っているのでここまでスタートダッシュに成功したと言えると思います。勝っていても先発投手が崩れて打ち合いの結果、ということであると心配な部分もありますがここまでのライオンズはそうではありません。

新聞報道では「強力打線」「最強打線」などと打線ばかりがクローズアップされていますが、私はここまでの「強さ」の理由は、先発投手の頑張りとレベルの高さだと考えています。
エースである菊池雄星投手こそ、3勝を挙げていますが本調子ではありません。しかし開幕第2戦に先発した多和田真三郎投手が3勝を挙げ、なおかつ防御率が1点を切っています。ほかにも新加入のファビオ・カスティーヨ投手榎田大樹投手にも勝ちが付き、まさしく先発投手様様と言うべきでしょう。

エース菊池雄星投手が不調の原因としては、オープン戦期間に寝違えのため、イニング消化が思うように行かなかった事が原因であるでしょう。ですのでローテーションに入り、しっかりと投げ込んでいけば良いと思いますので、今後段々と調子も出てくるでしょうから今後に期待したいと思います。

さてタイトルに戦い方と書きましたが、好調なチームではありますが心配な点もあります。
まず1つは、リリーバーでしょうか。当初勝ちパターンで考えられていた、ニール・ワグナー投手が制球面の不安からか、首脳陣の信頼を得ていないように感じます。そして追い打ちをかけたのが高橋朋己投手の負傷による離脱です。
よって平井克典投手やクローザー・増田達至投手にややしわ寄せが来てしまっているように感じます。13試合消化のここまでで、平井投手が7試合、増田達至投手が8試合登板と非常に登板数が多い状況です。特に平井投手は4連投という事もありましたし、しっかりとリリーバーの登板数を管理している土肥義弘投手コーチからすれば、異例中の異例、と言うことができると思います。

ただここはオープン戦好調であった豊田拓矢投手大石達也投手の復帰も近いでしょうし、中塚駿太投手も上がってきましたので、期待したいと思います。
開幕前の想定ではリリーバーの人材が豊富なのに対し、先発投手がやや厳しいと踏んでいましたが、ここはわからないものですね。

また打線ではチーム打率.279はもちろんリーグトップの素晴らしい数字です。しかし中村剛也選手エルネスト・メヒア選手といった本来であればクリーンアップを打たなければならない選手たちの状態が上がってこないのが心配ですね。ただそれでも得点力が落ちないのはこのチームの「強さ」だと思いますが、やはりファンとしては複雑でしょう。特に今シーズン加入した松井稼頭央選手は、不調の金子侑司選手に変わりスタメンに入るくらい、元気な姿を見せてくれていますし、栗山巧選手も代打としての存在感を見せてくれています。

今チームとしてやること、今後の戦い方としてはまず1軍のサードで起用できる選手を探すことです。現在レギュラーは中村剛也選手、バックアップで外崎修汰選手という陣容ですが、外崎修汰選手のこの好調な状態が1年続くとも限りません。ですので呉念庭選手や山田遥楓選手などの力量を見極め、どうしても見込みがつかなければ比較的人材が豊富な外野手とトレードも模索するべきでしょうか。

繰り返しになりますが、今シーズンのライオンズ「強さ」を感じます。と同時に「未熟さ」も見ることが出来ます。ミスからゲームを崩してしまったこともありました。ただ昨シーズンよりも格段にチーム力は上がっていると思います。
2位マリーンズとのゲーム差は3、最下位イーグルスまでのゲーム差は8となっています。しかし開幕直後のこの時期、ゲーム差はどうでもいいでしょう。それよりもどれだけ貯金が出来ているかが重要で、その意味では開幕2週間で9つの貯金を作ることが出来た事を一番評価するべきです。

もちろん気は早いですし、このまま行くとは思いませんが、10年振りのリーグ優勝を狙えるための良いスタートは切れたと感じます。今後も足りない部分は補い、最後は順位表の1番上でフィニッシュできるよう、期待したいと思います。




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