先日、阪神タイガースとの間で榎田大樹投手岡本洋介投手の交換トレードが発表になりました。万能型の右腕である岡本洋介投手と先発型左腕である榎田大樹投手との交換トレードということで、お互いの弱点を埋めるトレードだと言えるかと思います。



まずはライオンズから阪神タイガースへ移籍となる岡本洋介投手でありますが、ご存知と通りライオンズでの7年間、文字通りリリーバーから先発まで大車輪の活躍を見せてくれました。印象的なゲームは2つあり、まずは2013年のクライマックスシリーズファーストステージの第2戦、マリーンズ戦でのプロ初完封勝利でしょう。おそらくレギュラーシーズンでの完封経験が無い投手がポストシーズンで初完封勝利を挙げることは当時史上初ではなかったかと思います。
もう1つは2015シーズンの終盤であったかと思いますが、翌日の予告先発投手で発表されてにも関わらずそのゲームでリリーバーとして登板したという、珍事と言って良い起用もされました。岡本洋介投手は時期によって調子の良い悪しが大きく、特に夏場以降は先発として素晴らし結果を出してくれます。そのこともあってか、シーズン中盤まではリリーバー、以降は先発と本当に難しい起用法にもしっかりと応えてくれたと思います。
持ち味である右打者のインコースをえぐるシュートと勝負強さで、今シーズン阪神タイガースの優勝、日本一に貢献してくれることでしょう。本当にライオンズでの7年間、優勝経験が無いのが残念ですが、大車輪の活躍お疲れ様でした。

そしてライオンズに入団する榎田大樹投手、岡本洋介投手には失礼ですが非常に素晴らしい左腕が獲得できたと思っています。プロ1年目である2011年には62試合に登板し、オールスターゲームにも出場しました。プロ1年目、2年目こそリリーバーで活躍しましたが、左肘の故障をきっかけに3年目で先発へ転向しますが結果が出ず、リリーバーに再転向となるなど、チームの方針や首脳陣の交代があったことも影響したのでしょう。起用法もなかなか定まらず苦しいシーズンが続いたと見ています。
もう少し先発としてチャンスを与えて、調整をすればきっと1軍の先発ローテーションを守れるくらいの投手になったのだろうと思いますが、上に書いたとおり当時のチーム事情もあるでしょうから、致し方ないでしょう。

その中で今回のライオンズへ入団することになったのですが、やはり先発ローテーション1本、ということでしょう。ただ今シーズン開幕ローテーションは固まりつつありますので、6番手以降のバックアップの先発ローテーション投手としてひとまずは期待がかかります。そこから結果を出して、1軍のローテーションを固めて欲しいところです。
2017シーズンのウエスタン・リーグでは、28試合の登板で防御率3.64という成績でしたが、投球イニングは71.2イニングでしたので、1ゲームあたり3イニング弱ですので、今の課題は長いイニングを投げること、になるでしょうか。

新天地、心機一転という形でライオンズの先発ローテーションに食い込んでくれるよう、榎田大樹投手には大きな期待を寄せたいと思います。




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