メジャーリーグ、サンディエゴ・パドレスがライオンズからポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を目指していた、牧田和久投手の獲得を発表しました。2年契約で総額400万ドル(現在のレートで約4億5200万円)という金額のようです。金額はともかく、メジャー契約を出来て勝ち取ることが出来て本当に良かったと思います。メジャーリーグの舞台で希少なサブマリンですので、持ち味をしっかりと出して活躍を期待したいと思います。



さて獲得合意に至ったサンディエゴ・パドレスですが、個人的には非常に良い球団に入団できたのではないかと考えています。
まずここまでの情報では、パドレスは牧田和久投手をリリーバーとして考えているようです。パドレスではクローザーとしてブラッド・ハンド投手の存在があります。90年生まれで今年28歳と比較的若いクローザで、2018シーズンもクローザを務める可能性が高いでしょう。
しかしNPBでいうセットアッパーの投手に苦労し、成績を見ても防御率2点台という投手がなかなか見つかりません。ナショナルリーグ全体を見ても、2017シーズン、パドレスの救援防御率は15球団中12位と苦労したようです。
つまり牧田和久投手がリリーバーとしてメジャーの枠に入るのは他チームと比較して、比較的容易ではないかと思います。ですので故障など無ければメジャーリーグの舞台で投げる姿が見えるのではないか、と考えています。

またアメリカ西海岸のサンディエゴはメキシコ国境に近く、冬も温暖で夏の暑さもそこまでではないようです。ですので本拠地の気候によって身体に大きな負担がかかるということはなさそうです。
そしてパドレスではNPB、MLB双方で活躍した、野茂英雄氏と斎藤隆氏が球団アドバイザーを務めています。実際に選手たちとどのくらいコミュニケーションを取るかどうかは分かりませんが、キャンプ等で気がかりな事があった際に、頼れるスタッフが付いていることは非常に心強いと思いますし、MLBでのプレー経験を牧田和久投手に伝えてくれることができれば、非常に心強いのではないかと考えています。

ライオンズとすれば計算できるリリーバーが抜けてしまうことになり、非常に戦力的には痛いと感じます。ただここは1人で埋めるわけではなく、高橋朋己投手や大石達也投手、更にはドラフト1位入団の齋藤大将投手もリリーバーとして1年目から活躍できる可能性もゼロではないと思います。
牧田和久投手のメジャーリーグでの活躍を祈り、ライオンズでは牧田和久投手の穴をしっかりと埋めて優勝日本一を達成することを祈っています。





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