2017.10.15 13:00開始 at メットライフドーム
埼玉西武1-4東北楽天
【勝利投手】岸(1勝0敗0S)
【セーブ】松井裕(0勝0敗1S)
【敗戦投手】十亀(0勝1敗0S)

【ホームラン】埼玉西武:なし 東北楽天:茂木1号(1回表ソロ)




昨日の10-0という大勝の流れそのままに連勝でファイナル進出を決めたかったのですが、なかなかそうも行かないのもCSなのでしょう。まず先発した十亀剣投手ですが、野上亮磨投手という存在もありましたが今シーズンのイーグルス戦では5試合登板で防御率1.78と好相性だったのですが、これが通用しないのがCSであるということでしょう。これは昨日の則本投手しかりなのですが。
このゲーム序盤3回までで3失点、スコア的には0−3となってしまったのですが、CSということでゲームの球場の雰囲気も違い、なかなか十亀剣投手、岡田雅利捕手のバッテリーがその雰囲気に入り込むのが難しかったのかな、と感じます。昨日のゲームでは炭谷銀仁朗捕手がマスクをかぶって、やはりこのあたりは上手いと感じましたが、やはりこのゲームではそうはいかなかったように感じます。

このゲームではイーグルスの左打者にことごとくレフト方向に打たれましたが、岡田雅利捕手がアウトコース一辺倒の配球になってしまい、当然左打者から見てアウトコースよりの配球になれば、逆方向であるレフト方向に強い打球を飛ばすことは容易になります。
左打者でも4番ペゲーロ選手にはうまく攻めていたと思いますが、それ以外の日本人の打者には初回、2回表、3回表と球種はカーブなどいろいろ混ぜながらもコースが偏ってしまいました。

逆に抑えだした4回以降は逆にインコース寄りの配球が多くなっていましたが、これは岡田雅利捕手の考えなのでしょうか。1巡目はアウトコース、2巡目インコースとコースを変えてきたのでしょうか。
1回表に茂木選手に許した初球先頭打者ホームランは、これは打った方を褒めるべきというか致し方ないと思います。ストレートが走っていたのでもったいないと言えばそれまでなのですが、初球のカーブをやや甘いとは言えスタンドまで運ぶのは打者を褒めるべきなのでしょう。
2回表に集中打で更に2点を失ってしまった点が悔やまれますね。もっと打力のあるチーム相手でホームランも絡んでいたら、昨日のようにこの時点でワンサイドゲームになってしまったかもしれません。

ともあれ結果的に6イニング1/3を投げて、何とか3失点でQS達成になりましたので、ピッチング結果としては合格点を与えられるかと思います。ただ対戦相手となった岸孝之投手の出来があまりにも良かったので敗戦投手になってしまったのは気の毒ですね。

このゲーム全体を語るのではあれば、やはり7回表の1失点は重かったですね。2番手の野田昇吾投手が四球2つを許してそこからの失点でしたので、良くない失点と言えるでしょう。
また岸孝之投手、100球近くなってもストレートの球威やキレが落ちずに、ストレートをスイングに行ってもファールボールにはなりますがファアゾーンに飛ばないという素晴らしいボールでした。岸孝之投手降板後に何とか1点を返すことができましたが、それがやっとでしょう。

やはり8回裏にチャンスメイクをしてくれた栗山巧選手中村剛也選手はやはりCSや日本シリーズまで勝ち進んだ経験値がやはり必要ですね。レフトも守れるようですし、明日は山川穂高選手の後ろに栗山巧選手を置き、森友哉選手を挟んで中村剛也選手という打順にしたいところですね。
やはり夏場以降のレギュラーシーズンは外崎修汰選手山川穂高選手といった新戦力で勝ち上がってきましたが、やはりポストシーズンとなれば勝手が違います。
5回裏2死2塁で岡田雅利選手というチャンスができましたが、ここは早いイニングですが代打でエルネスト・メヒア選手坂田遼選手を起用して1発長打のプレッシャーを岸孝之投手にかけても良かったのではないかと思いますが、これも結果論ですね。

ゲーム全般を見れば、茂木選手の先頭打者ホームランで0−1と先行された直後の1回裏、先頭の秋山翔吾選手がセンター前2ベースヒットで無死2塁としますが、2番源田壮亮選手の1塁線へのライナーを銀次選手に好捕されたしまった場面が大きなポイントでした。ここから岸孝之投手の調子が一気に上がり、正直な話打てるボールは殆どなかったですね。

まぁこれで最終戦にもつれ込むことになりましたが、明日勝てばいいですし、ドローでも良いのです。明日福岡行きを決めましょう。




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