2017.09.10 13:00開始 at メットライフドーム 
埼玉西武8-7北海道日本ハム
【勝利投手】平井(2勝0敗0S)
【勝利投手】増田(1勝5敗26S)
【敗戦投手】玉井(1勝2敗0S)

【ホームラン】埼玉西武:炭谷3号、中村25号、山川16号 千葉ロッテ:レアード31号




所沢でのファイターズ3連戦、金曜土曜はまさかの連敗となってしまいこの3戦目でした。このゲーム前、TV解説の方が話をしていたのですが、表現は悪いのですがこの時期に下位チームと対戦するのは本当に嫌なのだそうです。やはり順位も大方決まり、若手主体で戦いある意味で開き直ってゲームに望めるのが、この時期の下位チームなのです。それがモロに出ているこのファイターズ3連戦でしょう。

ゲームの内容に入る前に心配なのは、誰もが思っていることだと思いますが浅村栄斗選手の状態でしょう。1回裏の第1打席で低めの難しいボールをライトオーバーのタイムリーヒットを放ちますが、このゲームセカンドの守りで2つ失策を犯して、いずれも失点に結びついてしまっているのです。
またバットでもこのゲーム前までここ5試合の打率が.136と打撃不振なのでしょう。やや打撃の時のタイミングが取れずにヒットにならない、というケースが多いように感じます。
それ以上に気になるのが、下半身の動きだと感じています。初回の先制点献上に繋がってしまったのは捕球ミスでありましたので特段関係は無いとは思いますが、どうも1歩目の動きがおかしいように感じます。4回表のファーストへの送球ミスも、手だけで投げに行っている浅村栄斗選手らしくないプレーでした。
増田達至投手が登板した9回裏は、先頭の松本選手のライトへ抜けようかという打球を好捕しましたが、打球としてはもう少し余裕を持って処理できる打球ではないかと感じます。もちろん9月のこの時期ですので、疲れもありますしどこも痛くない選手はおそらく居ないはずです。
山川穂高選手を起用している関係でセカンドでの起用になっていますし、キャプテンとしての重圧もあるのでしょう。できれば水口大地選手などを上手く起用して疲労を抜きながらもCSに備えてほしいところでしょう。

そして7−2と大きくリードしながら6回表も源田壮亮選手が併殺打かと思われた当たりを後逸してしまい、そこから同点に追いつかれて先発したブライアン・ウルフ投手の10勝目が消えてしまい流れをしては最悪の展開になりました。
ただその直後の6回裏、先頭の中村剛也選手の四球をきっかけとして1死2塁のチャンスを作ります。ここで直前のエラーで同点へのきっかけをつくってしまった源田壮亮選手でした。左腕リリーバーの宮西投手から、インコースのインハイのストレートをしっかりと引っ張り、ライト前へのタイムリーヒットを放ち、これが決勝タイムリーヒットになり8−7とすぐさま勝ち越します。
またこの場面でセカンドランナーであった中村剛也選手も迷いない打球判断で生還することができましたし、バックホームの間にバッターの源田壮亮選手もセカンドを陥れて、素晴らしい走塁だったと思います。エラーは仕方ありませんし、源田壮亮選手のエラーの後、マウンド上の平井克典投手も流れを止めることができませんでした。
しかしそれよりも源田壮亮選手が直後の打席でミスを取り返してくれたことを高く評価しなければならないでしょう。ミスは付き物ですが、それを取り返してくれることに源田壮亮選手のスター性を感じます。

最後にこのゲームで一番評価しなければならないのは、7回表から最後の3イニングを登板した、牧田和久投手ブライアン・シュリッター投手増田達至投手でしょう。この3イニングでパーフェクトに抑えてくれて、ゲームの流れをしっかりとライオンズに寄せてくれました。ゲームヒーロはこの3投手でしょう。
特に牧田和久投手は、この荒れたゲームの7回表をわずか9球でファイターズの攻撃を斬ってくれて、時間にすると7回表は3分前後だったでしょうか。この牧田和久投手のピッチングが特に大きかったと思います。このリリーバー3名がナイスピッチングでした。

さて2日空いて仙台でイーグルス戦です。ミスが多く、いいゲームとは言えませんでしたが、しっかりとチームを引き締めて仙台でぜひとも2連勝で、2位をキープしてほしいですね。




SOD(ソフト・オン・デマンド)ch