2017.08.26 18:00開始 at メットライフドーム 
埼玉西武●0-9オリックス
【勝利投手】山岡(6勝8敗0S)
【敗戦投手】多和田(5勝3敗0S)

【ホームラン】埼玉西武:なし オリックス:吉田正8号、マレーロ12号、13号、T-岡田25号、小島2号




まず冒頭に書いたとおり、このゲームではバファローズ打線に対して4本のホームランを許してしまっています。特に先発の多和田真三郎投手が立ち上がりの1回表に3発のホームランを許して、立ち上がりに4点を先制を許してしまいます。ライオンズ打線も昨日大宮でのゲームで大勝し、調子自体は上昇傾向にあるとは思いますが、立ち上がりにいきなり4失点では厳しいでしょう。
結果として多和田真三郎投手は6イニングを投げて116球、被安打9(被本塁打4)、与四死球2で5失点で敗戦投手になってしまいました。ここまで5連勝中と好調の多和田真三郎投手でしたが、このゲームではKOとなってしまい、連勝もストップという形です。
今シーズンのバファローズ戦では過去2試合投げて防御率11.00と苦手にしています。ただこれまでの2試合はいずれも4月のゲームでした。ですので好調で迎えたこのゲームでどんなピッチングを披露してくれるのかが楽しみではありましたが、残念ながらホームラン4本を許して敗戦投手になってしまいました。

このゲームを確認する限り、多和田真三郎投手の状態がそこまで悪いとは思いませんでしたが、ホームランを打たれたボールに関して言えば、バッテリーを組んだ炭谷銀仁朗捕手のミットの構えよりも僅かに甘いコースにずれてしまった分、ホームランになってしまったように感じます。
ただ気になるのは、このゲームで許したホームラン4本のうち3本がストレートでした。1回表のマレーロ選手許したホームランはスライダーが抜けての完全な失投になったと思いますが、それ以外の2本と3回表にマレーロ選手に許したこのゲーム2本目のホームランは、ストレートでそこまで失投かと言えばそうではないだろうと感じます。
そしてホームランを打ったバファローズの打者が、多和田真三郎投手のストレートにしっかりとタイミングを合わせて売ってきている事が気になります。

これはあくまでも推測の域を出ないのですが、多和田真三郎投手と炭谷銀仁朗捕手バッテリーの配球データのようなものが、バファローズ側にあるのではないかと思ってしまうのです。今後のバファローズ戦で多和田真三郎投手を先発で起用するのか、一度バッテリーを組む捕手を岡田雅利捕手森友哉捕手に変えてチャンスを与えるのか、炭谷銀仁朗捕手も含めて一度配球を見直すべきなのかもしれません。

そして気になった点とすれば、9回表に4番手として登板した誠投手です。小島選手にストレートをライトスタンドへ3ランホームランを打たせて、1イニングで3失点と結果を出すことができませんでした。
ただ変わった点とすれば、ストレートの球速が140km/h代前半から、このゲームでも最速150km/hまで上がり、コンスタントに140km/h後半以上を計測するようになりました。
ただ小島選手に許したホームランは147km/h、そのボールをいとも簡単にライトスタンドまで運ばれています。イースタンリーグではリリーバーとして活躍しているのですが、1軍ではまだ厳しそうですね。やはり球速は出るようになりましたが、球威ですね。イースタンリーグでは球速で抑え込めても1軍レベルの打者では打ち返されてしまいます。
球威をしっかり出せるようなピッチングフォームやフィジカルを身に着けていくこと、これが誠投手に必要かもしれません。

打線はバファローズ山岡選手の前に沈黙しましたし、初回の4失点である程度決まってしまったように感じます。
明日は本田圭佑投手の先発ですが、ライオンズ打線が松葉投手をしっかりと攻略してカード勝ち越しを決めてほしいと思います。




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