2017.08.24 18:00開始 at 福岡ヤフオクドーム 
福岡ソフトバンク○10-1埼玉西武
【勝利投手】中田(6勝6敗0S)
【敗戦投手】菊池(12勝6敗0S)

【ホームラン】埼玉西武:なし 福岡ソフトバンク:デスパイネ29号、今宮10号、中村晃2号、上林11号




先発の菊池雄星投手が、このゲームでも1回裏の初球に2段モーションによる、イリーガルピッチ(反則投球)と宣告されるという事態が発生しました。映像を見る限りでは、以前厳しく取っていた際の基準に当てはめれば2段モーションなのでしょう。
審判団から受けた説明によると、菊池雄星投手のピッチングフォームが以前と変わっているという主張だったようです。確かに今シーズンの開幕戦の映像を確認すると、2段モーションではないピッチングフォームで、今現在と比較すると明らかに左足の動きが異なります。しかし私の記憶を辿ってパリーグTVで確認すると、今年のゴールデンウィーク中である5月5日のイーグルス戦では、少なくてもこのゲームの似通ったピッチングフォームで、2段モーションと判定されてもおかしくないピッチングフォームで投げていました。そこから3ヶ月半以上経過しているのですが、シーズンも佳境に入ったこの段階で2段モーションを積極的に取られても投手自身が困ってしまいます。
取られた他の投手がどうだったか分かりませんが、少なくても菊池雄星投手の場合には5月初頭にはこのゲームと同じフォームですので、少なくとも5月中に審判団から指摘が入るのが自然ではないでしょうか。
それに加えて、前回もイリーガルピッチを取られて、ナーバスになっているでしょう。

ゲームの1球目でイリーガルピッチを取られれば、少なくともこのゲームではピッチングフォームをセットポジション型に変えなかければならず、前回は上手く対応したと思いますがこのゲームのようになってしまうのは自然です。菊池雄星投手の表情も冴えなかったのもこのためでしょう。セットポジションで投げ続けるのは、体に負担がかかり怪我の遠因にもなりますから、チームとしても菊池雄星投手にとっても一利もありません。
あとこのようなイリーガルピッチと判定した際に、球場で観戦しているファンにしっかりと説明をしなければならないでしょう。このゲームでも特段説明はなく、ゲームが進みました。

とにかくこのゲームでは審判団にゲームを支配されてしまいます。ライオンズの攻撃の時、山川穂高選手の第1打席だったでしょうか、アウトハイの完全なボールゾーンをストライク判定されて見逃し三振。また7回表の秋山翔吾選手の打席の見逃し三振判定も、秋山翔吾選手の態度表情からも分かる通り、納得できるものではなりません。
この他にも特にゲームの序盤は右打者のインコースに食い込むボールをストライク判定。菊池雄星投手が投げる時には狭いストライクゾーンと、ここまでされればゲームにならないのは言うまでもありません。

西武球団にはNPBに対して、毅然とした態度で意見書を提出し、しっかりと内容のある回答を求めてほしいですね。もちろん言いがかりのようなものではなく、証拠となる画像や動画などをしっかりと添えて、NPBに見解を求めるべきでしょう。
2段モーションの件、ストライクゾーンを含めた審判団の技術向上に関して、NPBとしてどのように考えていくのか、回答をもらうべきでしょう。これは菊池雄星投手、ライオンズだけの問題ではなく球界全体の問題に発展する可能性もある案件です。
球団には選手を守る義務もあります。このままでは菊池雄星投手が本当にダメになってしまわないか心配です。土肥義弘投手コーチと二人三脚で作ったフォームですから、球団もしっかりと守らなければなりません。

今日はこれではゲームになりません。明日からのバファローズ戦、期待します。



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