後半戦、キーマンの1人として個人的に密かに期待を寄せているのが、山川穂高選手です。7月に1軍に再昇格すると打率.556(9−5)、出塁率.667、2本塁打、長打率は1.333と非常に素晴らしい打撃成績を残しています。そして何よりも出塁率が打率に比べて1割り程度高い数値となっており、ボール球を振らずに打てるボールをしっかりと打って、数字を残しています。ここが昨シーズンや今シーズンの開幕当初と大きく異る部分で、「何でも振りたい」という意思が見えていた時期とは違い、しっかりと山川穂高選手が打てるボールを打ち返すことができているので、この成績が残っているのだと思います。


それにより持ち前の長打が出ていて、これは今シーズン通算の数字ではありますが、安打8本のうち本塁打が4本、塁打数が21というのは非常に驚異的な数字となるでしょう。
後半戦、このまま出場していけば、少々の調子落ちもあるにせよ、打率2割後半、本塁打数は20本近くには乗るかもしれません。そのくらいの期待を山川穂高選手はしています。

これから夏場になる時期には、どうしても打力が欲しくなります。なぜならこれからライオンズも他球団も開幕からの先発ローテーション投手やリリーバーに疲労が出てきます。夏場の環境が過酷なメットライフドームではより深刻に出るでしょうから、どのチームも防御率の悪化が見込まれます。
つまり「得点を取る必要性」がこれまでよりも増して、より得点を取れるチームが夏場は上位に行くケースが多いですね。ですのでこれまでの通り、守備走塁からの流れを作って、少ない点数でも勝っていく野球は必要なのですが、これからは敢えて攻撃力を重視したオーダーを組んでいくのも戦略の1つではないでしょうか。

辻発彦監督であれば、後半戦から田代将太郎選手を復帰させてもう1度走塁から流れを作る野球をやるのかもしれません。もちろんそれも必要なのですが、田代将太郎選手に加えて、山川穂高選手を積極的に起用し「1発長打」というプレッシャーを相手投手にかけるのも良い作戦ではないかと思います。
おそらく、パリーグのどのチームも山川穂高選手の高い長打率と本塁打率の数字は頭に入ってくるでしょう。もちろん好調不調は出てくると思いますが、投手が開幕からのピッチングで疲労が溜まっている状況で、山川穂高選手がスタメンに入っていれば、「甘いボールを投げたらスタンドまで運ばれる」という心理になりかかるプレッシャーはより大きくなるのではないか、と感じます。

1つ残念なことは守る位置が無いことです。もちろんファーストを守ることになるでしょうけど、エルネスト・メヒア選手もこのままの打撃成績で終わると思えませんし、夏場に強い選手です。また指名打者には栗山巧選手や何よりも中村剛也選手の大きな存在があります。ですのでこれは以前の書いたのですが、サードの特訓をするなり、外野(レフト)の適性を佐藤友亮コーチに見てもらって、急造でも出場できるくらいのレベルになれば、もっともっと出番は増えるでしょう。
ただ後半戦の開幕までになかなか新たな守備位置を練習することは、時間もありませんので難しいかと思います。ですので後半戦、どのように起用されるのか注目ポイントでしょう。

貯金9と非常に良い位置で前半戦を終えることができました。
後半戦に1つでも上の順位へ行けるよう、キーマンは山川穂高選手、大爆発を期待したいと思います。



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