2017.07.12 18:00開始 at メットライフドーム
埼玉西武○6-3千葉ロッテ
【勝利投手】ファイフ(1勝0敗0S)
【セーブ】増田(1勝3敗19S)
【敗戦投手】関谷(0勝2敗0S)

【ホームラン】埼玉西武:金子侑2号、山川4号 千葉ロッテ:なし



このゲームの先発は来日2試合目の登板で、メットライフドーム初登板となったスティーブン・ファイフ投手でした。結果として5イニングを投げて90球、被安打6、与四死球2、奪三振2で2失点。登板2試合目にして来日初勝利となりました。

まず初回、まずまずの立ち上がりを見せてくれたと思います。前回はボールはやや高めに上ずって、痛打される場面もあったのですが、立ち上がりとしてはまずフォーシームストレートが低めに集まり、なおかつ球威でマリーンズの各打者を抑え込むことが出来ていたように感じます。抑え込むというよりは、打たせて取るピッチングで、このあたりはブライアン・ウルフ投手と似ている部分でしょう。昨日のゲームで4安打されている角中選手に対しては、3ボールとカウントを不利にしてしまうのですが、真ん中のやや甘いカーブでタイミングを外してファーストゴロに打ち取りました。このあたりの緩急は、逆に言えばスティーブン・ファイフ投手の特徴になるでしょうか。このゲームではこのカーブをどのくらい上手く使っていけるか、注目ポイントになるでしょう。

また、対左打者に対する攻め方に注目なのですが、武器となりそうなのが、横スライダーのような軌道でやや曲がってくるボールです。テキスト速報なので「カットファストボール」という表記になっているのですが、実際にはややファースト方向(左打者に向かって少し曲がる)のボールです。このボールに対して、特に2回表のパラデス選手だったかと思うのですが、対応しにくそうなバッティングになっていました。

結果として打者2巡目3巡目あたりから、カーブを少し多めに配球し、炭谷銀仁朗捕手としても目先を変えて来ました。ただこのカーブの精度がなかなか上がらずに、打者の目が慣れて来た2巡目3巡目は苦しかったですね。
仮にブライアン・ウルフ投手が投げるアクセントカーブくらいの精度であれば、もっと楽なピッチングができるかと思います。しかし、来日したてでNPB球にも慣れていない状況です。カーブは比較的抜けたり滑ったりする球種ですので、やはり急に思う通り投げられるようにするのは難しいのでしょう。
やはりキャンプからNPB球で投げてきた投手とは別に考えなければならないでしょう。幸いにもオールスター休みがありますので、その間にカーブの精度を少しでも上げてほしいところです。そうすれば後半戦、良い戦力になってくれるでしょう。

リリーバーも大石達也投手にキレがなく心配しましたが、リードを保ってくれました。後は牧田和久投手、ブライアン・シュリッター投手、増田達至投手のリリーバーでゲームを締めて、今シーズンのライオンズらしいゲームを前半戦最後にやってくれたと思います。

2回裏、1死1塁2塁の場面で先制タイムリヒットを放ったのが、8番炭谷銀仁朗選手です。リーグ戦再開後は非常に打撃好調で、ここまで打率.280まで上げてきました。B1からの2球目、真ん中やや低めの緩いカーブを打ち返したのですが、テイクバック後にしっかりと静止して「タメ」のようなものを作って、強いスイングをしています。レフト線への先制タイムリーツーベースヒットになりました。
おそらく炭谷銀仁朗選手の打撃は、テイクバックのタイミングがやや早くなった点とその結果、左肩が動くタイミングがやや遅くなった点でしょう。ですのでバットとボールのインパクト時に見られていた「ブレ」が無くなったのでしょう。ですので安定したミートが出来ているのだと感じています。
もともとパンチ力はある炭谷銀仁朗選手ですし、好調なこともあるのでしょうけど、強引に引っ張るバッティングがではなく、センターから逆方向への意識があるのでしょう。その点で数字がかなり上がってきているのだと見ています。
このバッティングスタイルを維持することができれば、悪い時期が来ることを想定しても打率.250を下回ることは考えにくいはずです。毎シーズン言われる事になりますが、今シーズンは打率.250をクリアする大きなチャンスだと思いますので、是非とも達成してほしいところです。

打撃好調なこともあるのでしょう。後続の金子侑司選手のライトへのゴロヒットで、セカンドから一気にホームインし、良い走塁だったと思います。一度はホームベース上の判定でアウトになりましたが、リプレー検証の結果、覆りセーフになりました。辻発彦監督もすかさずアピールに出てきれくれましたし、空タッチにによるセーフなんだという確証もあったのでしょう。
馬場敏史サードベースコーチの判断も絶妙でしたし、炭谷銀仁朗選手の走力も素晴らしかったと思います。走塁というチームを武器から流れを作ってくれたことを評価できると思います。

9番金子侑司選手もホームランを含む3打点の大活躍と、下位打線での得点が大きかったですね。また1点差に迫られた7回裏、山川穂高選手がやや詰まりながらもバックスクリーンにぶち込んでくれたホームラン。また秋山翔吾選手浅村栄斗選手は今シーズン100安打達成と、良い内容の攻撃だったと思います。
これで前半戦終わって貯金9、怪我人や不調者、思うような数字が残せなかった選手もいる中で、本当によくやってくれていると思います。上位2チームが走っていますが、これ以上離されるような事が無いよう、後半戦も戦って欲しいと思います。




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