7月29日夜に1軍昇格が決まり、30日は5時半起きで急遽大阪に向かった山川穂高選手ですが、31日のバファローズ戦でも第1打席でレフトへ特大のホームランを放ち、2試合連続のホームランになりました。これはお見事と言うべきでしょう。
30日に放ったホームランも31日に放ったホームランも大振りしているわけではなく、どちらかと言えばコンパクトに振り抜いて打ち返しているような形です。中村剛也選手のスイングよりもかなりコンパクトなのですが、広い京セラドーム大阪のレフトスタンド最上段まで飛ばすような当たりでした。30日のホームランは逆方向ライトへの大きなホームランでした。


山川穂高選手のバッティングはリストの強さと背筋力の強さによるものなのでしょう。でなければここまでコンパクトなスイングで外野スタンドの上段までは飛ばせないはずです。同じようなタイプの打者としては、ライオンズ時代の和田一浩選手のようで、強い背筋力でコンパクトなスイングでも飛距離を出しています。今の山川穂高選手に関して言えば当時の和田一浩選手と似ている部分があると見ています。

そして31日のゲームでは第2打席、初球のチェンジアップかフォークボールに合わせてセンター前ヒットを放ちます。ホームランはいずれもストレートを打ったもので、このヒットは変化球という形です。第2打席のヒットは山川穂高選手の読みもあったように感じます。
30日、31日とストレートをホームランしているので、変化球攻めであるだろうという読みがあったのでしょう。それにうまくハマったのが第2打席であったと思います。
現状はストレートに関しては1軍の主力投手級のボールに振り負けない力を持っていると思います。30日に打ったホームランは1軍でも2点台の防御率を残している吉田一将投手でした。ですので調子さえ良ければ1軍投手のストレートを打ち返すことはできるということでしょう。

あとは31日の2安打はいずれも初球でした。上にも書きましたが第2打席のヒットは「初球に変化球が来る」とある程度読んでのバッティングです。あとは1ストライクを取られたあとにどういった打撃ができるかでしょう。例えば追い込まれた場面ではストレート、変化球の半々で待たなければ行けない場面も出てくるはずなのですが、その時にしっかりと対応できるかが数字を残す鍵にはなるのではないかと思います。
今後は山川穂高選手に対して甘いボールは来ないでしょう。例えば今後は初球にわざとボール球から入り、空振りを誘ってくるバッテリーも出てくると思いますが、そこで空振りを取られて不利なカウントにしなければ数字は付いてくるでしょう。そして能力の高い投手になれば、四球上等でストライクゾーンの四隅をしつこく投げてくる投手も出てくるでしょう。そういった投手に対してしっかりと対策を取ることができるのか、山川穂高選手が1軍定着できるのか、鍵になるでしょう。
そして30日も書きましたが、ベンチから配球のアドバイスをしっかりと出して、何を打っていくのかを頭のなかで整理させてから打席に入れるようにすれば、中村剛也選手の代役としての働きをしてくれるのではないかと思います。「ここは待て」とか「スイングしろ」とか具体的にここまで指示を出しても良いのではないかと感じています。

現状は1番金子侑司選手に続き、次世代のピースになるべき選手が出てきました。山川穂高選手が来シーズン以降、中軸を打てるような野手に育て上げていくことが、今シーズン残りゲームに課せられた課題であると思います。



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