先日まで宮崎で行われていた「球春みやざきベースボールゲームズ」では4戦全敗という結果になりました。原因は得点が4試合で僅かに6得点という得点力不足です。
ただしライオンズは打線に主力が入っていませんので、得点力不足になることは致し方なく思っています。よって敗戦という結果はある意味当然というべきでしょうか。
ただ問題に思うのはレギュラーでない選手のアピールがなかなか無く、田邊徳雄監督も頭が痛いでしょう。主力選手が合流する3月までに1軍の居場所を確保しなければならない選手たちにとってはチャンスは残り少ないです。ここでアピールしないとB班(ファーム行き)になってしまいます。

さてここに来て内野手中心に怪我人が出てきています。現段階で判明している限りで

水口大地選手 左の人差し指への死球
金子侑司選手 腰痛
永江恭平選手 体調不良


これだけの選手がゲームに出場できなくなっています。先日の対外試合では捕手である岡田雅利選手がファーストを守ったほどで、現状ゲーム出場可能な内野手が不足していることは明らかです。金子侑司選手の腰痛はどのくらいの程度なのか、非常に気になるところです。
ただセカンドのレギュラーでは浅村栄斗選手、ファーストにはエルネスト・メヒア選手が、また全試合では無いものの中村剛也選手もサードを守れるます。また永江恭平選手に関しては体調が回復すればゲーム出場は可能であると思います。ですので万が一このまま開幕を迎えても深刻な内野手不足にはならないでしょう。

このような状況の中で、日に日に存在感が高まっているのが新加入の木村昇吾選手です。実戦で毎試合、コンスタントにヒットが出ていますし、守りでもファーストからショート、サードをこなし、ちょうどけが人が多くなっている三遊間の選手達の穴を埋めてくれています。タイプとしては鬼崎裕司選手や渡辺直人選手に似ていますが、現状A班に入っていると言うことで、非常に良いアピールをしてくれています。今から思えば、けが人が出たこともあって「獲得して本当に良かった」と思います。
こういったチームが苦しい状況下でしっかりと結果を出してくれているあたりは、さすがはベテランというべきでしょう。きっとシーズンに入ってもチームが苦しい時、木村昇吾選手が助けてくれるはずです。場合よっては開幕戦のサードスタメンは木村昇吾選手かも知れません。

話は戻って今回の怪我人で水口大地選手が非常に残念に思います。死球のシーンを確認しましたが、セーフティーバントに行った際に投球が指に直撃しました。非常に嫌な形で当たっているように思います。
ここまで三振をしない打撃とボール球の見極めが素晴らしく、長打はないものの相手投手にとっては嫌な選手であるでしょう。ようやく1軍のチャンスを掴んだのですが、非常に残念です。とにかく早い復帰を期待します。
3月に入りいよいよA班は絞り込みの時期です。レギュラーでは無い選手たちはA班から落ちないよう、持ち味をしっかりと出して結果を出して欲しいと思います。



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