昨日のドラフト会議で2位指名を受けた、川越誠司投手に関して今回は書いていきたいと思います。


【編成部コメント】
武器はナックルカーブ。セットアッパー候補。



北海高校では外野手でしたが、北海学園大学に進学後、大学2年の冬から投手の練習を始めます。きっかけのなったのが打撃投手だそうで、MAXは148km/hを記録して左腕としては速球派と呼ばれる存在になるはずです。プロ入団後も145km/h程度の球速は期待できると感じています。
大学4年春は左肘違和感、4年秋は右太腿の肉離れと怪我に泣き4年生ではこれといった実績を残せませんでした。ここが不安要素になりますが、指名に踏み切ったという事は怪我についても目処が立ってるのでしょう。

ライオンズとしては指名の噂がありましたが、下位で指名するであろうと思われました。しかし上位の2位での指名となりこれには驚かされました。またポジションとしても外野手の指名であると思われましたが、蓋を開けてみれば左腕投手としての指名で、これも驚きました。
川越選手の場合、出番こそありませんでしたが4年秋の札幌6大学野球では投手ではなく打撃に集中とのことで、4番DHで出場する予定だったようで、西武球団としても外野手としての査定を基に指名したと考えましたがどうやらそれではないようです。

投手として注目を浴びたのは大学3年の時で、特に秋の大会で投手としても完投勝利を記録し、打者としても打率.400で外野手ベストナインを獲得するなど活躍を見せました。ですので怪我に泣いた4年次よりも3年次の活躍がプロスカウトの目に留まったのでしょう。3年次の数字を見る限りではプロ野球ドラフト会議で指名を受けても何らおかしくない成績です。
ですので「怪我が癒えれば」活躍が期待できいますが、指名に踏み切ったとということは少なくとも来シーズンには投げることができるという判断なのでしょう。だとしたら問題ないと思います。
川越投手自身も「プロ入りなら即、活躍できないとダメ」とプロ志望届提出を迷っていたようですが、提出に踏み切ったということであれば怪我の完治に自信を持っているということでしょう。

編成部からのコメント通り、ナックルカーブを駆使できる投手だそうです。ライオンズではなかなかナックルカーブを投げる投手が居ません。他球団を見るとホークスのリリーバーのようにナックルカーブを武器とする投手が出てきています。まず来春のキャンプでどのようなナックルカーブを投げるのか、非常に期待しています。投手で入団した形になりますので、外野手との二刀流は封印の可能性が高いと思います。
プロ野球の世界で投手と外野手の二刀流として活躍することはやはり難しいと思います。やはりどちらかに絞って活躍の場を得て欲しいと思います。
左腕リリーバーでしたら現状補強ポイントの1つですから、1年目から活躍するチャンスも大いにあるでしょう。ただ怪我の治癒が現段階では最優先になりますので、まずはボールを投げ込める状態に回復させてから、これからの事を決めて欲しいと思います。

ドラフト2位ながら川越誠司投手に関しては謎が多く、まだまだ楽しみな部分が多い投手で個人的には非常に楽しみです。私は失礼ながら川越誠司投手を2位で指名する事は読めませんでした。順位は関係ありませんのでまずは特性を見てからの判断になるでしょう。期待しています。




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