田中将大投手のニューヨーク・ヤンキース入団が球界の話題を独占する中、中島裕之選手が海の向こう、アメリカで厳しい状態になっています。2013年8月にメジャー40人枠を外れ、マイナー暮らしが続いていました。中島選手が所属するオークランド・アスレチックスのデービッド・フォーストGM補佐が「メジャーキャンプに招待しない」と明言し、実質的にメジャーキャンプに参加できないことが決定しました。今後は余程アピールしていくか、メジャーメンバーに怪我人が出ない限り、メジャー昇格は厳しくなってしまいます。

アスレチック傘下、3Aサクラメントでは、打球反応の遅れを指摘されるなど内野守備面の欠点を指摘されています。3Aでは遊撃をメインにサードやセカンドも守っているようですが、どのポジションでも指摘されているようです。ライオンズではほぼ遊撃手として出場しているため、セカンドへのコンバートは中島選手にとってかなり負担となるでしょう。コンバートするにはサードが良いと思うのですが、ご存知の通りメジャーリーガー内野手の身体能力は日本人の比ではありません。肩もそうですが俊敏性も違います。

中島選手がアメリカで生きていく場合、やはり打撃の特徴が必要ですし、守備ではポジションに拘る事は出来ないでしょう。仮に空きがあるのであれば、レフト等外野のポジションにも挑戦して生きる道を見つけないといけません。
もう一つ中島選手が意識するべきところは「出塁率」ではないでしょうか。日本での長距離砲が中距離砲になってしまうアメリカ球界ですから、日本で中距離砲であった中島選手はヒットメーカーに撤するべきではないでしょうか。同時にきわどいボールを見極めて四球も稼いていき、出塁率を稼ぐことです。日本とアメリカのストライクゾーンは違うため簡単には行かないでしょうけれど、2014年の1つのテーマにして欲しいところです。

2013年 サクラメント・リバーキャッツでの成績
【出場試合】90
【打率】.283(346-98)
【本塁打】4
【打点】34
【四球】23
【出塁率】.331
【OPS】.698


出塁率は.331となっており、最低でも.380以上は欲しいところです。わかりやすいイメージとして、出塁率でライオンズに貢献したエステバン・ヘルマン選手のような役割をアメリカでやってほしいと思います。出塁を第一に考え、後ろに選手につなぐこと。そうすればチームの得点力も上がっていくでしょう。中島選手が1番を打つかはわかりませんが、タイプとしては1番打者のような役割が中島選手しかできない、一番の生きる道であると思います。

厳しい状況には変わりありませんが、2014年こそメジャーリーグに昇格し、日本向けのMLB中継で元気な姿を見せてほしいと願っています。




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